届いたデジカメ、先ずは4900Zから。
写りに関してはカメラのページで紹介していますので、こちらでは今回手に入れた4900Zがどんな状態なのか順を追って見て行きます。
かなり古い機種ですので、オークションにて1,000円以下での落札では、元箱付完品の商品は特に珍しいものではありません。ですが、発売が12年前と考えると元箱があるというだけで奇跡のように感じます。
AVケーブルやUSBケーブル、アプリケーションCDなどは無く、今回の落札商品には撮影に必要な物しか付属しておりませんでした。
ただ、オプションであったリングアダプターが付属しており、55mmのプロテクターレンズもおまけで付いていました。
リングアダプターは名の通り、元はテレコンやワイコンを付ける為の中間リング、アダプターになりますが、フィルターを取り付けることで迫り出す鏡筒の保護と埃の混入を防いでくれるのでひとつ持っていると大変便利です。
このアダプターは、のちの6900ZやS602、S7000と共通部品になります。一応、S602購入時にRaynox製のものが付属していて所持はしておりましたが、今後手に入れるのも困難になる可能性がありますから純正を手に入れておいた次第です。
動作の方ですが、なにせ古い機種ですから動作する固体自体が少なく手に入れるのが難しい状況で、在ったとしても筐体が傷んでいるものが殆どです。ですが、このような状況であっても手に入れるからには「動作するもの」と考えていました。
オークションフォームでは一応動作確認済みとなっていましたが、この手のジャンク商品は基本的な動作しか確認していないでしょうから、クリーニングの前に自身でひと通り動作チェックを行いました。
撮る・保存・見るの基本動作に加え、各設定での動作も全て確認しましたが、搭載されている機能全てが正常動作致しました。但し、電池を抜くと日付がリセットされてしまう症状はフジの持病ですので省きます。
それでは、本体を見て行きましょう。
画像では分かり難いですが、届いた4900Zは薄く埃を被っており、長期保存のためかピントリングのグリスが僅かに流れ出していました。
液晶画面には大きな傷はありませんでしたが、グリップ部のラバーやファインダーのアイカップなどは、劣化で白く粉を吹いています。
ストロボは手動ポップアップでポップアップボタンを押すとちゃんと立ち上がりました。発光も問題ありません。
グリップのラバーは粉を吹いていますが、使用による擦れは殆ど無いようです。
ご覧のお通り、アイカップは酷いですね。
意外なのはストラップ。カメラ本体の金具との接触面は使用していれば擦り減ってきますが、殆ど擦れていませんでした。
但し、ストラップの合皮はやはり駄目ですね。経年劣化でボロボロと剥がれ落ちます。
グルっと見たところでクリーニング開始です。
以下、つづく