記事一覧

トップ > パソコン > ハード > dv3500とD430 無線LANカード交換

dv3500とD430 無線LANカード交換

2014.10.23 23:04

dv3500にはカードが抜き取られていたのでジャンクHP機からIntel 3945ABGを抜いて仮搭載しておりました。

またD430の方は先日の記事通りで11gですと固定電話の子機とで干渉して通信が安定しないことから、aチャンネルが使えるよう同じくジャンクHP機から3945ABGを載せておりました。

両機種とも11nが使用できることからそれぞれ無線LANカードを購入。ものが届きましたので早速交換致しました。
続き
では、先ずはdv3500から。

ファイル 276-1.jpg
FinePix V10にて撮影

購入したカードはdv3500に標準搭載されるIntel WiFi Link 5100になります。偶々ヤフオクでdv5シリーズから抜き取ったものが出品されていたのでこれを落札しました。

勿論、標準でチップセットが対応されておりますから問題無く認識されて正常に稼働致しております。

このIntel 5100の良いところはアンテナ2本でサブチャンネルの送受信が可能なこと。よってアンテナ線2本を繋ぐだけで300Mbpsでの通信が可能となっております。

HP純正の無線LANカードはなかなか出品されませんから、今回はタイミングが良かったですね。

次にD430。

ファイル 276-2.jpg

手に入れたのは4965AGNでIntelで初めての11nに対応したカードです。

HPでは945シリーズのチップセットでは対応されていなかった無線LANカードですが、DELLでは対応されていたようで最初からアンテナ線がきちんと3本装備されていました。

このカードは実に購入が難しいカードでして、日本の電波法が改定される前にリリースされたモデルなので幾つかの仕様が存在しています。

先ず、モデルナンバーが4965AGNとなっていても11nに対応していない4965AGというタイプが存在します。

これは日本の電波法が改定される前に発売されたもので11nの機能を省いたタイプとなります。モデルは4965AGNとプリントされていても仕様となるナンバーには4965AGとプリントされ、11nに対応されていないことが記されています。(今回手に入れたカードは末期モデルなので802.11A/G/Nと表記)

次にモデルナンバーの後ろにMJPと国を表す3桁コードが記され、日本仕様であることが表記されています。

よくオークションなどで売られているバルク品や並行輸入品はこの部分の表記に海外のコードが記されているものが殆んどで、11gで使う分には周波数帯が同じなので問題はありませんが、11aに関してはワールドバンドであっても日本の仕様に準じていない為、日本仕様のアクセスポイントに繋ぐことができませんので注意が必要です。

実際、当方が所有するnc6400の海外モデルに前モデル3945ABGが搭載されていましたが、当然ながら無線LANも海外仕様である為、11aでの通信はできませんでした。

(11aに関しては国際規格に準拠しているので無線ルーターが対応ならば通信可能なはずです。11nに関しては詳細分からずです。未確認の為、訂正致しました。)

ファイル 276-3.jpg

日本の仕様に対応されたカードには3桁コードMJPの記載に加えて、裏面に郵便マークが記されていますので識別しやすくなっています。

次に日本の電波法の問題で11n登場時は20MHz帯しか使用できず、シングルチャンネルによる伝送速度144Mbpsで最初市場にリリースされました。のちに電波法の改定により40MHz帯も使用できるようになり、デュアルチャンネル化されたことで300Mbpsへの対応が可能となりました。

この4965AGNには前途の11n対応非対応に加えて上記の電波法の改定時期の関係からシングルチャンネル対応版のMJPとデュアルチャンネル対応版のMJP2の2つの仕様が存在しています。(MJPでも色々と仕様があるようで、後にhp用に手に入れた4965AGN MJPは2.4GHz帯は144Mbpsで5GHz帯は300Mbpsで動作していました。ドライバーの詳細で確認したところ、5GHz帯にはドラフトnの帯域幅の設定項目があり、2.4GHz帯にはありませんでした。)

さて、新たに無線LANカードを購入するということで、どうせならデュアルチャンネルに対応した300Mbpsタイプの方が良いだろうとヤフオクにて物色。ちょうどlenovo用のMJP2を見付け、この世代のDELL製品にはセキュリティチップでの制約がないことから動作できるであろうと目論んでこちらを手に入れることにしました。

ファイル 276-4.jpg

こちらは取り付けた図。

がしかし、ところがどっこい!状態。

いざドライバーのインストールを迎えたところでIntelリリースの最新版を充ててもエラーを吐き出してアウト。PCには正常に認識されデバイスマネージャのプロパティで詳細設定などの設定変更が可能ながら、何故かネットワーク接続では認識されていない状態で稼働できない状況に陥ってしまいました。

もしかしたらIntel純正ドライバーではなくlenovo製のドライバーでなければ動作制限を設けているのではないかとlenovoのサイトから適当なPCのドライバーを落として充てるも、同じくインストール時にエラーを吐き出して稼働できずでありました。

どうやらlenovo純正の無線LANカードにはカード自体にもセキュリティを設けているようで、lenovoのPCでなければ通信に関するドライバーが充たらないようになっているようです。

そりゃぁそうですよね。例えば剥ぎ取られたPCが企業で使用されていたものなら当然無線LANカードに割り振られているMACアドレスは企業内LAN環境に登録されているわけで、仮に会社側で破棄したPCのMACアドレスの抹消を忘れてしまった場合、そのまま他のPCに載せて使えてしまったらスキルのあるユーザーならば簡単にその企業にアクセスが可能となってしまうわけですから、他のPCに載せて使用できないようにする機能を設けるのは当たり前のことだと思います。

この辺は流石ビジネスユースのlenovoといったところですかね。

ということで今回の目論みは見事撃沈!
カードは使えずまた無駄な肥やしが増えてしまいました。

で、動作できなかったことが癪でありましたので新たにDELL純正の4965AGN MJPを購入。また暫しの到着待ちであります。

使用できるかはまだ未知数ではありますが、到着致しましたら追ってまたレポをお届けしたいと思います。

関連記事

 DELL Latitude D430 到着
 DELL Latitude D430 つづき
 D430用 4965AGN 到着
 DELL Latitude D430 Windows7 導入ドライバー
 DELL Latitude D430 最終レポ
 DELL ダミーカード 到着

コメント一覧

コメント投稿

  • コメントを入力して[投稿する]ボタンを押して下さい。
投稿フォーム
名前
Eメール
URL
コメント
削除キー
投稿キー
投稿する場合は[翡翠]の読みをひらがなで投稿キーに入力して下さい。