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ノーベル平和賞 EU授与

2012.10.15 00:00

特に興味が無かったので気にはしていなかったのだが、いつも読んでいるメルマガを読んでふと疑問に思った。

授与に関するニュース。

ノルウェーのノーベル賞委員会は12日、2012年のノーベル平和賞を、欧州連合(EU)に授与すると発表した。

今回の平和賞は、231の個人・団体が候補となった。
授賞式は12月10日、オスロ市庁舎で開かれる。
賞金は、欧州経済危機などを反映し、今回から2割減の800万スウェーデン・クローナ(約9500万円)が授与される。

読売新聞 10月12日(金)18時5分配信

続き
メルマガの内容の中に以下のように書かれていた。

 「欧州危機で世界中に迷惑をかけているEUが受賞したことに驚いた」

先ずはこの事を置いといてノーベル平和賞とは、

『国家間の友愛関係の促進、常備軍の廃止・縮小、平和のための会議・促進に最も貢献した人物に授与すべし』

と、創設者ノーベルは遺言として残している。(wikipediaより抜粋

近年、この言葉通りのことをEUが行ったのか?

そもそも武器輸出国上位15位の中にEU加盟国が8ヶ国も名前が連なっているのに授与とは大いに疑問である。

上位15位中に連なるEU加盟国名(wikipediaより

 ドイツ イギリス フランス スウェーデン イタリア スペイン
 オランダ スイス

平和とは反する行為をしながら、しかも近年の世界経済を混迷させたEUがノーベル平和賞授与とは到底笑えるような冗談だとは思えない。

近年、核装備縮小でアメリカのオバマ大統領に授与されたが、攻撃や抑止力目的で国単位で勝手に作って勝手に増やしながら、縮小したからとノーベル平和賞授与などとんだ茶番だと思っていた。しかもその武器を使用して犠牲者を出している国の人間がである。

アメリカは核装備縮小と発表する前に、1時間で世界中どこでもピンポイント攻撃のできる爆撃機を開発したと発表した矢先での宣言で、核兵器での抑止力が弱まってきたことを示したばかりであった。

縮小と謳いながら他の武器を開発して代替えしているのである。これは創設者ノーベルの述べる『常備軍の廃止・縮小』に反する行為である。

はっきり言ってこの矛盾をどう理解すればよいのかちゃんとした釈明を頂きたい。

「欧州経済危機などを反映し、今回から2割減の800万スウェーデン・クローナ(約9500万円)が授与される。」とあるが、なんの根拠も無く授与など欧州危機へのただの金の垂れ流しにしか思えない。

所詮、西洋文化が築いたものなどこんな程度のものである。

実際の話、この受賞に当事者の欧州の人々が戸惑っているのだそうだ。

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