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FinePix S5200 到着

2014.09.28 12:02

既に1台所有しておりますが、先日のお祭りの撮影の時に改めて本体を見まして、あまりにも綺麗な個体でしたので実用機が欲しくなって購入してしまいました。

ファイル 223-1.jpg
FinePix E900にて撮影

前モデルのS5000は絶えず何台かヤフオクで出品されているのですが、S5200に関しては写りに評判が良かった為かあまり出品されないカメラですね。基本性能やボディの大きさ、撮影の際のレスポンスなどまずまずの性能でしたから、なかなかユーザーが手放さないのではないかと思います。
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実のところ、このパネルの素性からもう一台欲しいと以前から思っておりまして、安価なものが出てくれば手に入れようとは考えていましたが、出品されると意外に争って高値になってしまって諦めることが多くありました。

高値と云っても多寡が知れていますが、落札価格が状態が良いと5,000円を超える時もあり、2005年発売と9年も前のカメラとしては高い値段なのではないかと思います。

それでは今回手に入れましたS5200を見てみたいと思います。

ファイル 223-2.jpg

最初の画像の通り、今回の落札商品は元箱付きでありました。加えて純正専用ケース(無傷で非常に綺麗)にxDピクチャーカード 512MB 高速Hタイプ。画像にはありませんが、アプリケーションCD-ROMにオーナー様自作説明書も付属しておりました。残念なことに中身のブリスターパックはありませんでした。

前オーナー様もヤフオクにて中古購入。その際に取扱説明書が無かったそうで、フジのサイトからPDF説明書をダウンロードして印刷したとありました。その説明書がまた良く作られていまして貼り合わせて冊子になっていましたよ。

ファイル 223-3.jpg

カメラ本体は非常に状態が良く大きな傷は皆無です。ラバー部も白く粉を吹いていませんし、外装に関しては文句無しです。

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底面を見ても擦り傷さえありません。前オーナー様の話ですと普段は別のカメラを使用して趣味の競技会の時にだけ持ち出して使用していたとのことでしたから、稼働率はかなり低かったようです。ですからここまでの状態を保てたんでしょうね。

ファイル 223-5.jpg

鏡筒のラバーリングは傷が付きやすい部分ですが、この通り画像で見る限りでは綺麗な状態です。実は良く見ると画像には写らない細かい擦れが僅かにあります。当方の所有していた初号機は擦れすらありませんでしたからね。

グリップ部のラバーも粉を吹かずに綺麗な状態です。

ファイル 223-6.jpg

アイカップも経年劣化で粉を吹いてしまいますがこの通り綺麗です。ズームボタンも使用頻度が高いと擦れて塗装が剥がれてしまいますがやはり綺麗な状態を保っています。軍艦部を見ても綺麗なのが分かると思います。

軍艦部と言われても分からない方が多いでしょうね。S5200で云うとモードダイヤルやフォーカスモードスイッチなどがある部分、上部のことを軍艦と呼びます。まぁ、フィルム時代の一眼レフの呼び方なんで、分からない方が殆どだと思います。

ファイル 223-7.jpg

ちょっと残念なのは保護フィルターを付けていなかったのでレンズ内に僅かな塵の混入が見られました。撮影にはまったく影響されない程度のものですけどね。

但し、前玉には傷は無くコーティング剥がれもありませんでした。フジのコーティングは意外に強く、傷は付き難いですしカビも生えにくいので良いです。

以前に纏め買いした55㎜のプロテクターレンズが1枚残っていましたので後日装着予定です。フィルターを付けると純正のレンズキャップは使えなくなってしまうので、先ずはレンズキャップを購入してからの装着になります。

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1点気になるのが背面ディスプレイの埃の混入です。撮影中は気になりませんし、これは分解すれば除去可能なので大きな問題ではないと思います。ブルー画面の時に目立つ程度ですから、気が向いた時にでも除去したいと思います。

ファイル 223-9.jpg

そうそう、ストラップの劣化が始まりかけていました。僅かに合皮の艶の部分が剥がれ始めてきていますが、発売年数から考えますと綺麗な状態を保てていたと思います。

因みにストラップは既にプロ巻きに変えてあります。よくニコン巻きという人が居られますが、これははっきりいって間違いです。ニコンのストラップでこの取り付け方法を載せたことからそのような呼び方をされるようになったようですが、それ以前からこの巻き方は存在していますので、正確にはプロ巻きやプロスト結びが正解です。プロストという言葉が使われていますから、どちらかというと起源はキヤノンの方が近いんではないかと思います。

Sシリーズの下位モデルにあたるS6000fd購入から前モデルであったS5000を購入。その中間モデルであったS5200は軽量コンパクトを謳ったS5000から比べると、ひと回り大きくなったボディに加えS6000fdへの過渡期として中途半端なカメラのイメージが強く敬遠していたカメラでした。ですが、手に入れて写し出されたその画像は素直な発色に無理のない階調表現と当方がお気に入りのFinePix V10に良く似ており、レンズの優位性からV10の画から更にキレが加わったその描画が好きになり、前途した通りの綺麗な個体の保管も兼ねて振り回せる個体が欲しくなっての今回の購入でありました。

実は同じCCDパネルを搭載していますから画がV10と似ているのは当たり前の話。ノイズが多いなどの批判を受けたV10でありましたが、中間階調や発色の素直さは現在のカメラにも負けておらず、十分実用できる画だと当方は思っております。

その素性の良いパネルを載せているわけですからS5200の写りも当方好み。コンパクトカメラはV10からE900に乗り換えつつありますが、ネオ一眼に関しては手元機を手に入れたことでS5200がメイン機となりそうです。

これでホットシューが装備されていたら最高でしたね。

ということで、今回の個体も綺麗ながらレンズに塵の混入や鏡筒ラバー部に目立たない擦り傷など、僅かでありますが初号機よりも使用感がありましたので、こちらを予定通り実用機として使うこととしました。

あっ、因みに今回の落札価格は1,200円でした。この状態での1,200円はかなり安いです。

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