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三脚のお手入れ

2012.09.11 00:00

Handy Chaser IIを押し入れに仕舞い込む時に他の三脚を引っ張り出したので序でにメンテナンスを施しました。

クリーニングする三脚はSuper AceとMoutain Chaser IIです。
永らく押し入れに放置していたのと、Moutain Chaser IIは一時期オークション出品撮影に使うのに部屋に置きっぱなしで埃や湿気に晒されて錆が出ていたので本腰入れてのクリーニングです。
続き
先ずは錆びているパーツを外します。今回はパン棒と三脚に重石やバックを吊るせるエンドフックが錆びていました。

ファイル 215-1.jpg

こちらはMoutain Chaser IIのパン棒。重傷というほどの症状ではないのですが、錆びついて金属がくすんでいます。Super Aceはここまで酷くはありませんでしたが、気に掛かる程度まで錆びついていました。

ファイル 215-2.jpg

エンドフックはメッキや磨き処理をされていないものなので錆が目立ちます。

最初に大阪にある三愛株式会社から発売されている「よごれ一発」で三脚全体をクリーニングします。

ファイル 215-3.jpg

ウェットティッシュタイプのクリーニング材で、油や煙草のヤニまでも溶かして落としてくれる優れものです(滲み込んだものは当然駄目)。これで細部まで綺麗にします。軽微な錆ならばこれでも落とすことが可能です。

次に錆び落としにかかります。

ファイル 215-4.jpg

使用する錆び落としはアサヒペンから発売される「 ピカピCAN 」です。現在は缶のデザインが一新されているようです。

ファイル 215-5.jpg

中身は綿状の繊維質なもので特殊なオイルが滲み込ませてあります。自動車やバイクのメンテナンスをする人間にはお馴染みの商品で、もう25年以上も前にアメリカから輸入されていた金属磨きです。

確か最初に手に入れたものは輸入業者が並行輸入していた商品だったと記憶しています。当時はもう少し小さな缶でアメリカで販売されているパッケージそのままで売られていました。

その後、アサヒペンが正規輸入したようでパッケージは日本版、中身はMade in USAとなっています。

これを少量千切り錆びた部分をゴシゴシと磨いてゆきます。錆びの度合いによっては簡単に除去できないので根気が要ります。気長に磨きましょう。

で、磨いた結果はこの通り。

ファイル 215-6.jpg

見事にピカピカです。

エンドフックは錆が目立っていましたが・・・

ファイル 215-7.jpg

ご覧の通り、こちらも綺麗に仕上がっています。

ファイル 215-8.jpg

パン棒3本にエンドフック1個の磨き終了です。見事でしょ。

最後にこのピカピCANを使って三脚全体を軽く拭き上げるように磨きます。これはピカピCANの油分がコーティングの役目をして錆止め防止になってくれます。よごれ一発で落としきれなかったピッチなどの汚れも一緒に落とします。

全体的に処理が終了したら、乾いた雑巾かよく絞った濡れ雑巾で拭き上げて余分な油分を落とします。

ファイル 215-9.jpg

ジャジャーン!

画像では分かり難いですが、フラットブラックの塗装のところも軽く艶が出てピカピカの状態。見事蘇りました。

パン棒も光ってますよねぇ、最高です。

実はですねぇ、多分三脚の大掃除は初めてだったりします。使用後は必ず濡れた雑巾で拭き上げてはいますが、細部にはどうしても埃が溜まりますし、排気ガスなどの煤は落ちにくく蓄積されていつの間にかすんでたりもします。

今回クリーニングして意外と汚れていたんだなぁと実感。やっぱ大事な機器は定期的にメンテナンスしないといけませんね。それに機材が綺麗になると気も晴れますから気分が良いです。

これで油分のコーティング効果で2、3年はこの状態を保てると思います。

2、3年は大袈裟かな。

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