今回、このジャンク機からのお目当ては、1GB 2枚のメモリーにヒンジ部のベゼル、ゴム足にHDDとなります。
先ずは搭載されていましたメモリーのチェック開始です。
FinePix V10にて撮影
搭載されていたメモリーはBuffaloの製品でチップはELPIDAでした。ELPIDAはバルクのイメージがあったんですが、実は調べると元はNEC日立メモリだったんですね。その後、改称してELPIDAになったんだそうです。
あぁ、無知は怖いのぉ…
現在は会社更生法を申請したのち、マイクロンテクノロジーとスポンサー契約を結び子会社化。今年になってマイクロンメモリジャパンに名称変更されたそうです。所謂吸収されたかたちですね。ですからチップメーカーとしては一流であります。
そのメモリーですが、2枚共にメモテスで1回パス。動作的に特に問題は無さそうです。
次にヒンジ部のベゼル。
手元のdv6500は分解歴があってこのベゼル裏のナットが嵌め込んであるプラパーツが割れてネジ留めできずに固定されておらず、気になっていたので直そうと前々から考えていました。
両者を取り外してみますとプラ部分が割れて嵌め込み式のナットが無いことに気付くことと思います。前オーナー様の締め過ぎによる破損ですね。上側の正常品をdv6500へ換装します。
次に分解ついでに起動できないdv6205のディスプレイをdv6500に付けて起動させてみました。
ヒンジを固定せずにディスプレイケーブルを挿しただけですから倒立できないので撮影した角度が悪くて発色が変に見えておりますが、正面から見る表示は正常でしたから液晶パネルは問題無いようです。今後の保守用に使えますね。
次に標準サイズのゴム足2箇所と小さなポッチのようなゴム足が取れて無くなっていたのでdv6205から外して付け足します。両面テープは熱で溶けて半分駄目な状態でしたから、綺麗に剥がして貼り換えます。
薄い両面テープを適当な大きさに切って貼り付け、余分な部分をハサミでカットします。
あとはそのままゴム足を貼り付けます。これで不足していたゴム足がすべて揃いました。
修復したかった不良部不足部はこれで完了であります。
加えて今回の収穫は以下。
- 1GB メモリー 2枚
- スーパーマルチドライブ(動作確認済み)
- 120GB HDD(FUJITSU MHW2120)
画像にはありませんが
- 駆動用バッテリー(駆動時間は未確認ですがOSの起動終了まで可能)
- ディスプレイ(先に述べた通り正常動作)
- HDDマウンター
- HDDコネクター(6000シリーズ専用品なんで結構希少)
などなどです。
加えて未確認でありますが、キーボード(使用感結構ありですがパンタとか保守で使用可能)やタッチパッド、細かい部分では底面部のカバーとCMOSバッテリーなど使える部分が多々あります。
これだけ揃って今回の落札価格は3,800円。ちょっとお高いような気もしますが、
気になっていた部分の修復やメモリー、HDD、光学ドライブなど、単品で揃えるとこの値では買えませんから、結果的にはお買い得だったと思います。
それとEXPRESSカードスロットにダミーカードが挿さっていました。dv6500には購入時に専用リモコンやこのダミーカードが含まれておらずにガラ空き状態でしたから、これで埃の混入を防げるかと思います。
バッテリー駆動中の画。
気になっていた部分が修復できてこれで見事完品状態。嬉しい限りで御座います。
で、実のところ、バッテリー駆動できるようになったのが一番嬉しかったりしてます。(^^ゞ
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えんひろ 2014.09.09(火) 13:29 修正
はるぼーさん、また新たな完品が完成できて良かったですね!加えて保守部品も多く取れた様で何よりです。(^^)