それではディスプレイを立ち上げて内面を見てみます。
内面も最初に目につくのはパームレストのZEN-designの塗装です。天板が黒であったのに対しパームレストはシルバーとなります。この塗装の恩恵は使用による擦れに強く剥げにくいとのこと。手に入れた個体は非常に綺麗でした。
そのパームレストにはオプションであった指紋認証が装備されます。当方では使用する予定がないのでドライバーだけあてて関連するソフトウェアはインストールしていません。
そういえば、このPCのご自慢であるGeForceのラベルが無いですね。
指紋認証とセットオプションであったウェブカメラであります。カメラが作動するとブルーLEDが点灯します。このカメラの画素数は130万画素で少ないものですが、当方の使用用途でしたら十分な画質でありました。
Skype用にELECOMのウェブカメラを使用していますが、同じ画素数でもこちらの方が暗部での撮影が優れており、ダウンライト程度の明るさでもちゃんと撮影されていました。ELECOMの方はダウンライトの明かりではまったく駄目で蛍光灯下ほどの明るさがないと撮影できませんから、意外に性能の良いカメラを装備していたのではないかと思います。
パームレストの方に戻ってタッチパッドを見てみます。ZEN-designに合わせてタッチパッド表面もクリア塗装されています。これはPavilionの前継であるnxの4千番台や7千番台と同じ仕様であり、継承された部分でもあるのだと思います。
但し、nx系にあった指の滑りが悪く操作性が悪かった点が解消されており、dvシリーズでは特に使い難いという印象はありませんでした。
それとビジネスモデルにあるストロークの長いフワフワしたクリックボタンと違ってこちらも多少緩和されており、操作感は一般的なレベルに落ち着いていると思います。
タッチパッドはオンオフボタンを装備。これはnx時代からの継承となります。キーボード操作時の誤作動防止の為の装備でありますが、基本的にタッチパッドを嫌う当方にはこれを意図的に無効にできるのはありがたい装備です。パイロットランプのLEDは動作時は青く非動作時はオレンジに点灯します。
次にキーボードを見てみます。多少使用感がありテカリも見受けられますが、文字消え無く状態は悪くないです。
それまであったHPのキーボードとは違って形状やデザインが、DELLのノートパソコンに近いものとなっています。
Compaq時代のARMADAのキータッチは、ショートストロークに適度な反発力を持ち合わせて打鍵がしやすく好きなタッチ感だったのですが、EVOシリーズからは固く反発の強いタッチ感に変わり、当方はこれが大嫌いで一時期Compaq(のちのHPを含め)から離れていた時期もありました。
ですが、このdv6500は見た目のDELLっぽいデザインと同じくタッチ感もDELLのものによく似ており、当方としてはビジネスモデルのキータッチよりもこちらの方が好みでありました。
勿論、dvシリーズはコストを下げたモデルだけにキーボード自体の剛性感などはビジネスモデルには到底及ばないものなのですが、ショートタッチに緩やかな反発力はビジネスモデルのUSキーボードに近く打鍵しやすかったです。
これでThinkPadのようなしっとり感が加われば、文句は無いのですが、そこまでコストを掛けて作り込むことはコンシューマーモデルだけにできないと思います。
難点なのは右のシフトキーが小さく、カーソルキーが隣接しているのはDELLと同じで操作しにくいです。日本語キーボードは他国語よりもキー配列が多く、どうしてもキーが小さくなってしまうのは致し方ないのですが、この辺の制約の無い英語キーボードの方がやはり当方は使いやすいと感じます。
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