2021.12.24 18:46
brotherの固定電話の子機のボタンが無反応になる不具合は、基盤側の問題ではなくラバーボタン側の問題でした。
他メーカーでもよくある症状で、ボタン裏側に塗布されている通電タイプの塗料の劣化が原因です。 塗布されているラバー塗料が劣化すると微弱電流を通電することができなくなり無反応状態に陥ります。 ですから、ここに何かしら通電する素材を貼り付けてあげれば簡単に修復が可能です。
通電する素材なら何でもよいのですが、手っ取り早いのは100均で売っているキッチン用品のアルミ箔テープがお勧めです。(当方はダイソーで購入)
このアルミ箔テープを幅2mm程度にカットして適当な長さのものを画像のように無反応となったボタンの塗布されている部分に貼り付けるだけで通電できるようになり、簡単に修復できます。
難点は100均で売っているアルミ箔テープの粘着力が弱いこと。 夏場の暑い時期ですと粘着力が低下してボタンを何度も押している内にズレてしまい、接点部から外れてまた無反応に陥ってしまうことが数年おきに起きます。
まぁ、修復自体は非常に簡単で子機の分解を含めても30分もあればできますから、当方は調子が悪くなったら内外部の清掃も兼ねて100均テープで修復するようにしています。
通電できる素材なら何でもよいので、アイデアでなんとでもなると思いますから、ご自身で色々と試してみるのもよいと思います。