以前、当借家に住んでいた大工さんが製作した風呂場の土台が腐って朽ち果ててしまったので、今回、自分で製作してみました。
当方が現借家に引越す前に一応乾燥させてから防カビ塗装して腐らないように処理しておいたのですが、さすがに水場で十数年単位での使用ですから、ものの見事に腐って崩れるように壊れてしまいました。
引越し前に自分で塗装仕上げをした時に撮影した画像。 右下に写っているのが、以前住んでいた大工さんが作った土台です。
こちらが当方が作った嵩上げ用の土台。 素人にしては上出来でしょ。 あっ、壁の塗装が剥がれているのは無視して下さいね。 (^^ゞ
大工さんが作った土台は現場で余った木材を組み上げ、それをふたつ並べて風呂場の土間に直接置いてありましたが、それですと持ち上げて立てかけたり、勝手口から外へ出すのも重量があって大変でしたので、今回は土間の掃除が容易にできるようにと嵩上げ用の脚と枠を組み上げ、その上に市販の檜スノコが乗せられるように製作し、スノコを避ければ何時でも土間の掃除ができるように工夫しました。
それと土台の全長が1600mmmと長いので、同じ土台を二つ作って並べ、分割することで容易に勝手口から搬出できるようにもしました。
スノコを避けるとこんな感じ。
使用した木材は市販の2x4材。 それを市販のスノコが載せられるように画像のように2x4材を横にし、置き場を設けて枠木へビス留め。 脚と反り防止用の添え木をビス留めして横920mm x 縦800mm x 高さ220mmの土台を作りました。
画像で市販のスノコが載っているのが確認できると思います。 スノコを乗せた時に枠木と合わせて全面フラットになるように深さを設けてあります。
因みに青い樹脂製スノコは、バケツなど物を置いた時に檜スノコを傷付けない為の保護対策です。
土間には排水口へ水が流れるように勾配が設けてありますから、土台が水平を保てるように脚の底部にはアジャスターを取り付けました。 アジャスターのお陰で木材が直接土間に触れず水に浸りませんから、腐り防止にもなります。
前回、大工さんが作った土台は鉄製の釘やビスで固定されていた為、長年湿気にさらされた影響で錆びが発生して膨張。 そこから木材内部に水が回り始め、最終的に倒壊するようなかたちで朽ち果ててしまいました。
今回はそのようなことが無い様にビス類はステンレス製を使用。 ちょっと残念なのは、アジャスターが鉄製で時間と共に錆が出て固着し、高さ調整ができなくなることが考えられるので、気が向いた時にでもシリコングリスを塗り込んで、錆防止対策を施そうかと考えています。
去年の12月に製作してちょうど丸2ヵ月ほど経ちますが、シャワーなどお湯が掛かると今だにヒノキの香りが風呂場いっぱいに拡がり疲れを癒してくれます。 この土台の耐久性がどの程度かは全くの未知数ですが、「長く使えるばいいなぁ」と期待を込めて、こまめに空気の入れ替えをして湿気を飛ばし、大事に使用しております。