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IO-DATA LANDISK HDL-GXR 購入

2018.07.26 07:40

“novac NV-NAS390”の不具合(実は元々抱えていたバグ)から代用としてIO-DATAの挑戦者シリーズ“RockDisk”を先日購入しましたが、ちょこっとデータを保存するのにおまけで付いてきたHDDの容量1TBまでは必要がなかったので、“RockDisk”を茶の間の“REGZA 42Z8000”に繋いで、新たに同じIO-DATAのNASである“HDL-GXRシリーズ”を手に入れました。

ファイル 762-1.jpg

元はシリーズ中の320GBを積んだ“HDL-GX320R”ですが、前オーナー様が640GBのHDDに換装させて容量を上げていたものを手に入れました。

古いモデルですが、一応Gigabit LANを搭載してありますから、ちょっとしたデータ保存として使う分には十分な性能です。
続き
実のところ、“RockDisk”に付いてきた1TBのHDDをこちらに換装する予定でいたのですが、色々と調べるとNASの心臓部であるファームがROMに書き込まれているのではなく搭載されるHDDに書き込まれているタイプで、ただHDDを載せ替えただけでは起動することができない仕様である為、ファームを移すのが面倒になって単に機器を置き換えるだけに止めてしまいました。(この件を最初から知っていたらこのNASは手に入れていなかったです)

そのHDD換装方法を簡単に説明すると、HDDの中身を丸ごと他のHDDにコピーしてからコピーしたHDDをLinux上でGParted等を使用してパーティションを拡張し、拡張後にExt2IFSというソフトウェアを使ってファームの中身を開いて項目を追記。 HDDを換装させたらRAIDの再構築を行うのにコマンドを打ち込み、更に再フォーマットを行ってと、手間も時間も掛かって非常に面倒臭いです。 正直そんな時間を費やすのも嫌だったので、換装作業は行いませんでした。

勿論、何度もHDDの丸ごとコピーやGPartedでのパーティションの作成や拡張など何度も行ったことがあるので作業自体は苦ではないのですが、この二段階が容量が大きければ大きいほど時間が掛かりますから、面倒過ぎてやる気が出なかったというのが本音です。

それと搭載するHDDが壊れたらファームの読み込みができなくなってNAS自体が使用できなくなってしまう仕様もどうかと思います。 そのようなNASを当方は敬遠して一度も購入したことはなかったですし、今後もこの手のNASは手に入れないと思います。

次にセッティングを終えた率直な感想ですが、一般的なユーザーが扱いやすいようにGUIも工夫されており、扱い難いというのはないのですが、NAS分野の第一線で活躍、名の知れた“QNAP”と比べてしまうと、どうしても「もう少し」と思ってしまう部分があります。(長くなるので詳細は省きます)

扱い易さでは“novac NV-NAS390”のGUIが簡素で非常に解りやすく使いやすかったですし、本格的な設定ですと“QNAP”の方が明らかに優れていて、尚且つNASのお手本のようなインターフェイスも勉強になりますから、どのように見てもこの手の商品の中では中途半端な仕上がりに感じてしまうのは否めないように思います。

家庭用NASは“novac NV-NAS390”ぐらい簡素でよいと思うんですけどね。 果たして新規でフォルダーを作成し、アクセスするユーザー数を増やしたりグループを構築したりと、一通り設定できる利用者ってどのくらい居るんでしょうかね? 殆んどのユーザーがパスワードを変更する程度で、あとはデフォルトで作成されるネットワークドライブやフォルダーを利用して、それを使っている人が多いのではないかと思います。

次に“HDL-GXRシリーズ”のディスクアクセスに関してですが、特に可もなく不可もなくで不満に思う要素はありませんでした。 まぁ、当方はIDE時代の100MbaseのNASもmp3専用メディアサーバーとして未だに使用していますから、余計に不満点を見付けられないのだと思います。

本来ならDIXIMに対応させている“HDL-GXRシリーズ”をDLNAのNASとしてメディア系に利用した方がよいのでしょうが、録画番組のちょこっと保存には容量的に640GBですと心許ないですし、前途の通りでHDDの換装等も含めて色々と面倒でしたので、“HDL-GXRシリーズ”をパソコン用とし、“RockDisk”を録画用に設置しました。

REGZAに繋ぐNASは「もう一度観たいな」程度の番組を保存する為のもので大きい容量のものは必要ありませんでしたし、DLNAを利用することも殆んどありませんから、“RockDisk”+“HDD 1TB”の組み合わせで当方的には十分であります。 それに録画して直ぐに消してしまう番組はUSB HDDで賄っていますし、長期保存用に使用していたRec-Potも健在なので。

最後に当方が“QNAP”と話しているのは、もう何年も前のIDE時代のNASになります。

 過去記事 Princeton MONOLITH PNS-30

販売はPrincetonでiEi社のOEM品、ソフトウェア関係が“QNAP”になります。

PNS-30はLAN端子が2系統のスタック仕様と高級志向。 100MbaseのPNS-25も所有し、両者ともに小規模ファイルサーバーとなる為、物理的な作りやソフトウェアも当方が所有する他の製品とまったく別物です。

古い製品ながらもハード面やソフト面でしっかりしている為、100MbaseのPNS-25ですらSATA-IDE変換アダプターを使用すれば2TBまで対応可能です。(RAID0なら4TBと十数年前のモデルとは思えないです)

このような懐の深いモデルがまた手に入ればよいのですが、なかなか見付けられないのが残念です。