今年1月に当家が旧借家から引越しをしたのを切っ掛けに5月までに立て続けに4軒が引越しを終え、12軒並ぶ旧借家には4件の居住者を残すのみになっていた。
その立て続けの引越しの影響か?大家が強行をし始めたようで、本来なら借用者に猶予期間を設けて一度だけ更新(最長2年契約)ができるよう配慮されていたのが、5月中頃にすべての住人に対して『今年11月いっぱいまでに退去するように』と書面で伝えられたそうである。
この話は今も旧借家に住む知人から5月の下旬ごろに伺ったもので、その知人も物件探しや片付けに苦労している様子であった。
古い平屋の一軒家は駐車場付き(無料)で、ある程度の土地が確保されている為、大き目の物置の設置や庭を作ったりと自由度が高く、このような物件(借家)に住み慣れてしまうとアパートやマンションと云った住居はなかなか馴染み難く住み難いものがある。 特に高齢者や足に障害を持った人ほど平地で段差や階段のない平屋の借家ほど住みやすい住居はない。
実際に近所の不動産屋や世話になっていた不動産屋でもこの手の古い借家は意外に人気があり、空きが出ると直ぐに借り手が決まってしまうと話していたし、特に三部屋の物件は数が少なく一度住み始めるとなかなか引越しまでに至らず空きが出ないとも話していた。 当方も去年3月に退居の話が出てから三部屋の借家を探すのに丸二ヶ月とかなりの時間を費やした。
7月に入ってから当家のすぐ裏になる家族が早々と引越しをし、当方が借りていた隣の住人も今月中に引越しが決まっており、残るは2件のみとなる。
残り2件は何れも高齢者。 どちらも良き隣人であったので、早々と新居が見つかり無事に引越しができるよう願うばかりである。
上図は以前借り受けていた借家の向かいの借家で、空家時にドラマ『まほろ駅前番外地』の撮影に使われた時の画像である。
家財は撮影前日にスタッフが設置したもので、すべて撮影用の小道具である。 この借家も近い将来、取り壊されることとなる。