以前、購入した“MEKO”製のスタイラスペンにはボールペンが備わっていたので、そちらを外出用にして自宅使用に適当なものを購入しました。
699円と安価ながらも化粧箱に入れられているのが凄い。 最近の中華製アクセサリーは侮れないですね。
箱を開けると簡単なお礼文を記したカードが入ってました。 先日のCanon BP-511互換バッテリーといい、最近の中華ブランドは第一印象を良くする傾向にあるみたいですね。
内容物は、
- スタイラス2本
- 交換用マイクロニット2個
- ストラップ通し用ストラップ
- ヘッドフォンジャック取付用ストラップ
になります。
但し、作りはやはり値段なリでありました。
ブランド名である“Ciscle”はプリントですし、ストラップを通す穴はただ穴を開けてあるだけでバリ取りも甘いです。
ペン側にストラップを取り付ける時は紐をそのまま通すと擦れて直ぐに切れてしまう可能性があるので、丸カンを利用した方が良さそうです。
当方は自宅での使用の為、ストラップは利用していません。
シャープペンでもボールペンでも見落としがちな部分がポケットなどに挿すクリップ部のところ。
安価な商品ですとこのクリップとペンとの隙間が狭く、厚手の生地ですと洋服のポケットの生地を挟み難かったり挟めなかったり、または無理に挿して拡がって根元から折れてしまったりと散々な目に遭うことがありますが、このスタイラスペンは上図のように隙間に余裕がありますから、スーツなどの厚めの生地でもすんなりと挿す(仕舞う)ことができるように作られています。
これ、意外に重要な部分で、粗悪な商品ではこの隙間が異様に狭いものが結構あります。
ペンの先端部分に滑り止め用のラバーが備わり、肝心なマイクロニット部分は他の製品よりも若干太目な感じです。
ボールペンやそのペン先を覆うキャップが無い為、以前購入した“MEKO”のボールペン付きスタイラスよりも非常に軽いです。(スタイラス専用の製品を使用したことがないので、果たしてこれが軽量なのか標準的な重さなのかは分かりませんが)
次にラバーグリップですが、スタイラス自体が標準的なシャープペンやボールペンほどの長さはなく短か目なことと、ラバーが先端に寄り過ぎている為、グリップ部を手にするよりもグリップ部と金属部との境目辺りを握ることの方が多いです。
何故かといいますと、きちんとグリップ部を握って使用すると指先から伸びるペン先部分が短くなってしまい、スワイプがし難くなってしまうからです。(指先から伸びるペン先が短いと指だけでなく手首を利用してスワイプさせる為)
グリップ部で手にするとこんな感じ。
使用時はこのぐらいの位置で持つ方が操作しやすい。
ですから、もう少しペンの中央寄りにグリップ部を設けてくれれば、きちんとグリップ部を握って自然に(楽に)スワイプできるようになると思います。
次にマイクロニット部に関してですが、さすがにコストダウンは否めない感じで化学繊維は細く生地が薄い為、擦れによる劣化は早いと思います。
また、マイクロニットの品質の問題でタップの反応が悪い時があり、更に内部のラバーが柔らかい為、反応が悪い時は強めにタップしてマイクロニットが完全に潰れてしまい、先端の金属部でタップしているような感覚になることがあります。
実際はマイクロニットがあるので直接金属部が画面に触れているわけではないのですが、ディスプレイに負荷を掛けているようでちょっと嫌な感じです。
もう少し硬質なラバーを使用してくれたなら気を遣わずに使えるのですが、この辺りは“MEKO”のスタイラスの方が数段作りは良いです。
ラバーグリップが備わる分、使いやすかなと思い購入しましたが、実際の使用感からリピート購入は有り得ないですね。
ペン自体は軽く使いやすいので他の製品の交換用マイクロニットが装着可能なら使い続けるかもしれませんが。
どちらにせよ、予備のマイクロニットが駄目になったら、改めて考えようと思います。