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nw9440 ご紹介 その2

2014.03.30 16:37

それではディスプレイを立ち上げて内面を見てみます。

ファイル 68-1.jpg
FinePix V10にて撮影

液晶は17inch WUXGA 1920x1200となります。
このサイズでフルHDの1920x1080が表示できるとは物凄いことですね。
このパネルだけでも豪く高価な感じがします。
続き
このサイズでこの細かさだと最初はアイコンや文字が小さくて見難いのではないかと思いましたがそんなことはありませんでした。

デフォルトではその高精細に合わせてアイコンやタスクバーなど、デスクトップの表示は大きくなっていますから視認性は悪くないですね。
元々Windows7は高精細+ワイドパネルに合わせて作られていましたから相性は良いのだと思います。

ただ当方は作業効率を上げるのにスペースを確保する目的で表示を小さくしてしまっていますから老眼の人には見難いかと思います。

右下に設置してあるシステムモニターのAkamoniの大きさがこのサイズですからデスクトップ画面は流石に広いです。

ファイル 68-2.jpg

1280x720の動画をドット・バイ・ドットで表示させてもこのサイズ。
まだ余裕がありますね。

久々にnVidiaの色を観ましたが発色はやはりAMD(旧ATI)よりも素直ですね。
今は殆んど変わらないようなことがよくウェブで話されていますが、やはりベンダー色というものは存在すると思います。

ファイル 68-3.jpg

パームレストにプリントされるモバイルワークステーションの文字。
ハイエンドの証です。

元々コンパック時代から無塗装無機質でパームレストが塗装落ちなどで見栄えが悪くなってしまうようなことが無かったのですが、新生HPから変更されたこのパームレストでも劣化による汚れが目立つことなく、よく考えられていると感心します。

HPと合併された時期のEvoモデルでは一部シルバーの塗装が施されて剥げて見難くなることもありましたが、新デザインになった時にパームレストの劣化も設計段階で考慮されていたんではないかと思います。

ファイル 68-4.jpg

パームレスト右側にはベンダーラベルが貼られていますが、綺麗に残っていました。
テンキーがある分、横にスペースが広いですから打鍵中に手で擦れることが殆んどなかったんだと思います。

そういえば、nc6400にあった指紋認証は省かれてオプション扱いになっています。
ビジネスノートでありながら省かれた意味はちょっと分かりませんね。
後継の8710wには標準装備されていましたから、ユーザーからの要望が多くて標準装備になったんではないかと思います。

ファイル 68-5.jpg

キーボード綺麗でしょ。
使用頻度の多いエンターやスペースなども殆んどテカリが無いです。

それとキータッチが意外に良いことにはちょっと驚いています。

HP CompaqのキータッチはEvo時代から指で押す時のストロークが硬く、中途半端にストローク量もあって、兎に角、当方は使い辛くて気に入らなかったのですが、その硬さがこのモデルでは和らいでいます。

当方が所有する6910pはカナダ仕様で英語キーボードが載っていますが、これが日本語キーボードとは全く違ってストロークが短く、適度な重さでしっとりとしたタッチ感は昔のCompaq時代を思わせるようで非常に使い易いのですが、このnw9440のタッチ感はちょうど硬い日本語キーボードとしっとり目の英語キーボードの中間にあたるぐらいの感じでなかなか良好なタッチ感をしています。

nc6400では駄作日本語キーボードで硬いタイプのものでしたが、全く同世代のnw9440のタッチ感がこのようにチューニングされているとなると、完全にクラス別けで差別化された仕様なんだと思います。

ハイエンド機はキータッチも拘ると言ったところではないでしょうか。

そうそう、ノートパソコンでテンキーなんて必要ないと思っていましたが、まさかテンキー付きのパソコンを自分が手に入れることとなるとは全く思いもしませんでしたよ。
ただ邪魔なだけと思ってましたが、やはり有ると無いとでは有った方が便利ですね。

ファイル 68-6.jpg

タッチパッドのテカリやクリックボタンの劣化も殆んど無く、マウス中心で使われていたのではないかと思われるほど綺麗です。

Compaq時代から上位機にタッチパッドに加えてスティックポイントが装備されるのはHPになってからも継承され、nc6400や6910pと同じくこのnw9440にもスティックポイントが装備されます。

但し、ハイエンドモデルであるが故にこのモデルだけの装備としてセンターボタンが備わります。

以前からHPのスティックポイントにはlenovo(旧IBM含) ThinkPadシリーズのようなスクロールボタンが備われず、ウィンドウをスクロールさせるのにスクロールバーを利用するかキーボードで操作するしか方法がなくて不便に感じていましたが、センターボタンが備わったことで各段に操作性が向上しました。

このセンターボタンはThinkPadのスクロールボタンとは違くて最初は戸惑いましたが、ちょうどマウスのホイールボタンと同じでウィンドウのスクロールは勿論のことタブを閉じたりもできますから慣れると結構便利だったりします。

実のところ、このセンターボタン欲しさにワークステーションモデルを手に入れたと言っても過言ではないくらい欲しかった装備のひとつであります。

ファイル 68-7.jpg

クイッククランチボタンはボタン式。

本来はnw9440の後継モデルであった8710wの下位モデル8510wが欲しかったのですが、このクイックランチボタンが同世代の6910pと同じくタッチセンサー式に変わり、これが非常に扱い難く敬遠していましたので敢えて前モデルであるnw9440を購入しました。

音楽を流しながら作業を行うことが多い当方は、瞬時に音量調整をすることが多く、外部に専用ボタンを設けていることが結構重要だったりします。
そのボタンの操作感というのも大事でして、Compaq時代から扱い易かった部分が大きく損なわれてしまったことが当方には大きなデメリットであり、この理由だけで8710wや8510wを購入するまでの決意には至りませんでした。

実際、このボタン操作のし難さから当方の6910pはお蔵入り状態であります。
やはり調整という操作にはタッチ式は微妙なコントロールができないので扱い難いと当方は感じます。

ファイル 68-8.jpg

そのクイックランチボタンにnc6400などの上位機種には無い電卓ボタンが備わっています。
このボタンを押すと瞬時にWindowsに備わる電卓が起ち上り意外に便利だったりします。
但し、押した回数だけ電卓が起ち上がるというちょっと曲者仕様。
もう一度押したら閉じてくれるような設定でしたら更に便利だったと思います。

ファイル 68-9.jpg

付属していたバッテリーは充電可能容量が減っており、殆んど枯渇状態でありました。
辛うじてWindowsを起ち上げるまでの蓄電量が確保できていますが、モバイル用途には使えないですね。

まぁ、元々筐体の大きさからモバイルに使うなんてできませんからどうでもよいことですが、多少蓄電されるようですから急な停電などUPS目的には使えそうなので、バッテリーが活きているのはありがたいことだと思います。

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