前回の続き。
前記事は以下からどうぞ。
試しに撮影してみました。
夕方近くの明暗がはっきりしてくる時間帯での撮影でしたが、太陽を右斜め後ろに抱え込んでいるにも拘らずフレアが酷いです。
白っぽくなるのは鏡胴内の反射防止の塗装が良くない証拠かと思いますが、逆光でもないのにここまでフレアが出るとなると、何も対策されていないんではないかと思います。
ただ、意外としっかりとした色合いなんで、このフレアさえ抑えられれば使えそうな気がします。
気がするだけですが…
くだらない装備その1。
魚眼機能を装備。
但し、これは中央付近をトリミングして湾曲させているだけです。
完全に子供の遊び道具ですね。
くだらない装備その2。
モザイクなんて装備して何に使うんだよ?
意味分かんねーよ!
しかも、モザイクの大きさ変えられるし。
最大モザイク!?
ほんとワケわかんねーし!
で、最後にどの程度の描画力か試してみました。
やっぱフレアが出て白っぽい画像です。
元々画面の半分を空が占めているので難しいんですけど、空の青さを残しつつも民家の影部分の暗部の階調もちゃんと出て黒く潰れていませんから、パネル自体の性能はまずまずなようです。フレアのお陰で木々と屋根が青く被っちゃってるのは残念ですね。
レンズのコーティングや鏡胴内部の反射防止塗装を施してフレアを抑えてあれば、前記事に記した『真面目に作ったカメラ』というのが成り立ったんではないかと思います。
ボディの塗装もフジの安っぽいものと違ってウレタン塗装のような厚みがあってしっかりしたものでしたから、フレアの問題さえなければトイカメラの域を脱したんではないかと思います。
まぁ、このカメラは完全お蔵入り決定ですね。