5600mAhと謳った“Winten WT-P56A”の実蓄電量が少なく、3000mAhのZenFone2を満充電できないほどの性能だったので、改めて小型モバイルバッテリーを買い足しました。
cheero Power Plus 3 mini 5200mAh CHE-071-BK
“cheero”はパナのセルを使ったメジャーブランドですからご存知の方も多いかと。 まぁ、前回の“WT-P56A”で懲りたんで、定評のあるメーカーを選択しました。
パッケージの裏面に仕様が記載されていますのでご参考に。 出力は2.1Aですから通常の急速充電対応になります。 QC2.0対応ではないのでご注意。
中身は上図の3点のみ。 本体+充電用USBケーブル+保証書兼取扱説明書。
次に本体。
蓄電量を示すインジケーターはLED4点式。 1点が25%を表わし、電源ボタンを押すことで数秒間点灯します。 この辺りは当方所有の“Winten”と同じですね。
但し、LEDランプが表示開口部よりも内部の奥まったところにLEDが備わり、真正面から覗き込むようにしないと点灯を確認できないので視認性は悪いです。
筐体の作りの方は、最初手にした時にビックリ仰天。 プラスティックなんですね。
上位容量の“cheero Power Plus 3 CHE-059”(13400mAh)が、当方の所有する“Winten WT-P120P”(12000mAh)と似た形状の筐体で“WT-P120P”と同じくアルミボディで作られていると勝手に解釈。 その小型版である“CHE-071”もてっきりアルミボディだと思っていたらプラスティックだったので、驚いてしまいました。
同じパナのセルを載せて販売価格は500円ほど安く、蓄電量は同クラスと考えると“WT-P120P”のコスパは驚くほど良いですね。 当方はセール期間中に1,750円(当時の価格差830円)で手に入れましたが、通常の販売価格であっても10000mAhを超す容量のモバイルバッテリーを購入するのであるならば、当方は“CHE-059”よりも“WT-P120P”をお薦め致します。(しかも制御チップはSEIKOですしね)
ちょっと話が脱線。 “CHE-071”に戻します。
操作部は側面に配置されており、電源ボタンに出力用USB端子、本体充電用のMicroUSB端子が備わります。 面積の狭い側面にすべて集約されていますが、大きく作られた電源ボタンによって操作性は良好です。
側面反対側は仕様がプリントされています。 内容はパッケージに記されているものと変わらないです。
以前購入の“Winten WT-P56A”と大きさ比べ。
同クラスですからサイズはほぼ同じ。 “cheero CHE-071”の方が若干長さ方向で短く、楕円形状の“WT-P56A”の方が全体的にスリムです。
重さはアルミボディの“WT-P56A”の方が重いと思いきや、実は内蔵セルの大きさから“CHE-071”の方が若干重くなっています。
手にした際の持ちやすさは各々で感覚が違うでしょうが、楕円でスリムなボディの“WT-P56A”の方が手に馴染み女性受けしそうです。
見た目の高級感もアルミボディの“WT-P56A”の方が上です。
性能面ではパナのセルを積む“CHE-071”の圧倒的に有利。 実際、メーカーの謳い文句である容量の5600mAhの60%ほどの蓄電量しかなかった“WT-P56A”と違い“CHE-071”では謳い文句の5200mAhに対して4200mAhと80%の容量を確保できていました。(充放電2回での計測なので、活性化が進めばもう少し上がる可能性もあり)
機能やデザインは逆に“WT-P56A”の方が上で、使い勝手は同じながらもLEDランプが備わっていたり、電源ボタン連続2回押しで強制終了できたりします。(何かあった時に強制終了させて充電させる機器に負荷を軽減させることが可能なのが良い)
ただ、この手の商品はデザインや利便性(機能も含め)の面よりも、やはり実際の蓄電量の多さで選ぶことが殆んどですから、同じ価格帯ならば間違いなく信頼性の高いパナのセルを載せた“CHE-071”を選ぶことになると思います。
しかも“CHE-071”は急速充電で“WT-P56A”は通常充電ですしね。
ということで、当方のメイン機である“ZenFone2”(3000mAh)を満充電可能。 プラボディには少々ガッカリさせられましたが、性能面ではまずまずの商品でありました。