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小型モバイルバッテリー購入 その3

2017.01.31 18:59

追記っぽい感じですが、説明書の画像を貼り付けるのを忘れたので。

ファイル 638-1.jpg

小さいながらも“Winten”は日本にも事務所を構えているので、説明書に書かれている日本語はどこぞの国のいい加減な日本語よりもしっかりしています。

特に難しいことは記載されていないので、この説明書はざっと読めば終わりだと思います。 保証書も兼ねていますんで、購入した方は大事に保管して下さい。
続き
ファイル 638-2.jpg

一部ピックアップ。 中華フォントでないのも読み易いですね。

ファイル 638-3.jpg

あと、前回仕様を掲載しなかったのでおまけ画像でご確認を。

次に前回の追記欄で記載したテストサイトについて。

“WT-P56A”の情報が少なくもう少し情報が欲しいと思い、ドイツにも拠点を持っていたことから海外サイトで検索したところヒットしました。

TECHTEST”というドイツのテストサイトのようで、ここでは有名処のモバイルバッテリーを可成りの数をテストしています。

そのひとつに今回購入した“WT-P56A”もありましたので、そのリンクを貼り付けておきます。

 TECHTEST WINPOWER 5600mAh WT-P56A

このサイトの検証ですとメーカーの謳い文句である5600mAhに対してキャパシティは77%ほどの4306mAhになるようで、まぁ、この手のバッテリーの標準的な性能のようです。

次にAmazonにて偶然見付けたモバイルバッテリーが以下。

 ONITE 40PD7000AL-BU2 サイト消失

なんと購入した“WT-P56A”とまったく同じであります。

販売店はアメリカ カリフォルニア州 サン・ノゼにある“GRAYBEAN LLC”という会社になります。

となると、どちらかのメーカーのOEM商品か、どこぞのOEM供給品となる可能性が大ですね。

商品の詳細を読むと添付されている画像で一点気になったのがありまして、どうやらスイッチ部に製造過程で不良があったのか?操作部のパネルが変更されているのに気付きました。(“WT-P56A”は変更後のモデルみたいです)

で、こちらのレビューを読みますと、直ぐに充電できなくなったり、スイッチ周りが壊れたり、蓄電量にも当たり外れが多かったりと、安価製品によくある不具合が散見されていました。(なるほど。 スイッチ部に不良が発覚しての仕様変更か)

そのレビューの中で当方の目に留まったのが以下のレビュー。

 コンパクトでパワフルなモバイルバッテリー

ここのレビューを読みますとキャパシティは82%の4600mAhで、実際に端末へ充電できたのは2700mAh前後だそうです。

となると、当方が返品した個体(端末への充電で算出した蓄電量2600mAh)とほぼ同じということになります。(この件に関してはまた後述)

まぁ、当方の場合はきちんとチェッカーで測ったわけではないので、はっきりと個体の不良なのかは断定しにくいのですが、さすがに4600mAhも蓄電されて放電が2700mAhというのはどうかと思いますね。

次にJ:COMタブレットを使用しての充放電によるセル活性化作業中の内容を記述。

端末を使用した単純な算出ですが、最初の個体(セル活性化後の算出)はスリープ状態で残5%から充電を開始すると、

J:COMタブレット

 容量4200mAhx70% - 210mAh(端末残容量5%分) = 2730mAh

ZenFone2

 容量3000mAhx90% - 150mAh(端末残容量5%分) = 2550mAh

と、大体2600mAhほどの放電。

次に届いた代替品(活性化途中での算出)では、

J:COMタブレット(残0%から充電)

 1回目 4200mAhx82% = 3444mAh
 2回目 4200mAhx77% = 3234mAh
 3回目 4200mAhx86% = 3612mAh

と平均3400mAhで800mAhも差がありました。

この差分で当方が使用するBluetoothのヘッドセットを1回満充電できる差ですから、個体差だけの問題ではないような気がします。

因みに2回目の算出量が少ないのは当方のミスで、起動と再起動と端末充電中に2回も起動による負荷が掛かってしまったんで、77%で充電が終了してしまいました。

付け加えてちょっと疑問に思った部分。

“WT-P56A”最初の個体は蓄電量が無くなって端末への充電終了後、電源ボタンを押すと何故か充電を再開して数分で充電が終了。 これを数回行うとまったく端末への充電ができなくなり、充電自体はここで終了となります。

この状態から電源長押しをすると、これまた何故かLEDライトが点灯。 結構な時間点灯することができ、暫く点けっぱなしで放置していましたが、完全に放電できるまでには至りませんでした。(残量が可成りある様子)

届いた代替品で同じことをすると、きちんと端末への充電時に放電しきっているようで、再充電は不可。 LEDライトの点灯もできませんでした。

これ、もしかしたら最初の個体は制御チップの不良(基盤不良)か、内蔵される2本のセルの個体差が大きく、ばらつきによる不具合なのかも知れません。

実際に分解してセル一本一本の蓄電量を測ったわけではありませんし、制御チップの不良も確認できていませんから原因はまったく解らず仕舞いです。

何れにせよ、代替品は3000mAhを超えて“ZenFone2”へのフル充電が可能となりましたので、一応は当方が望んでいた妥協点を保持したということになります。

まぁ、安価な商品に少々酷な要望でしたが、メーカーが5600mAhと謳っているわけですから、それ相応の性能は発揮してもらわないと正直困るわけです。

だって手持ちの端末が満充電できるよう、端末のバッテリー容量プラスアルファの容量を目安に数ある中から選んで購入しているわけですからね。

ということで、一応は合格点を得たので今回でこの話は終わりです。

ん~ やっぱUSBチェッカー買っとこうかなぁ~ 今回のようなこともありますからねぇ~

2017.02.01 追記

5回以上の充放電繰り返しで最終的に算出できたのは、

 4200mAhx87% = 3654mAh

でした。

当方が入手した“WT-P56A”は、3600mAhぐらいのキャパシティのようです。

メーカーが謳う5600mAhの約6割4分ですから、まぁ、ギリギリ許容範囲の蓄電量ですね。

自然放電も結構あるほうなので、1年使えれば御の字でしょうか?

今回のモバイルバッテリーはそんなモデルでした。

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 Winten WT-P56A 最終追記