先日、旧くなったPanaのSTBチューナーの交換が終了しました。
Smart J:COM Box<録画機能付き> モデルは HUMAX WA-8000 になります。
まぁ、リリースされてから2年ほど経っていますし、このモデルはリリース当初から色々と問題があったようで、ネット上に情報が沢山転がっていますから細かいことは省かせて頂きます。
仕様を簡単に説明すれば、DLNA 対応(WiFi内蔵)トリプルチューナー付き HDD レコーダーです。
DLNA 対応ですから対応 NAS へ録画や保存した番組をコピーやムーブが可能であったり、同対応の BD レコーダーなどとの連携が可能となっています。
前面と背面に USB 端子を装備して USB に繋げた HDD へ録画番組の保存が可能。 また、前面の USB 端子の電源は 1A となっているので、タブレットの充電や 2.5 インチの外付け HDD 程度ならバスパワーでの駆動が可能かと思います。
さて、機器を設置してもらってから配線等を這わせ直すのに筐体を引っ張り出しましたが、手にした瞬間ビックリ仰天! 天板カバーがプラスティックなんですね。
排熱するのに一応背面に電動ファンが備わりますが、熱の問題を考えれば天板も金属にして伝導放熱するようにした方が良いのではと感じました。 特にラックに収めた場合は余計に熱対策は必要でしょうしね。(プラス800円で2TBの録画機能付きになるのですから、大幅なコストダウンは致し方ないところでしょうか)
当家のラックにはガラス扉が付いてますから、尚更金属天板にして欲しかったです。 HDD レコーダーに変更するにあたって中板を一段下げて事前に上部空間を確保しておいて正解でした。
ラック内が熱くなるのなら背面の USB 端子を利用して冷却ファンを設けるのもひとつの手かも知れません。
まぁ、追々その辺りは考えて行きたいと思います。
次に付属のリモコン。
今までは白い筐体のテンキーが収納されるスライド式の小型なリモコンが付属していたようですが、これが扱い辛いとのことで評判が悪く、一般的な縦長のタイプに変更されたそうです。
営業の方からはその扱い辛いスライド式のリモコンを見せられましたが、工事の方が持ってきたのはこちらのリモコンでした。
このリモコン、本体と違って各ボタンがカチッとクリックするようなタイプのもので、上部の金属の表面はサーフェイス加工がされて高級感があります。
細身で重さも軽く作られていますから女性でも扱いやすく、母親も以前の Pana の STB チューナーのものよりも使いやすいと話していました。
母親にリモコンを占有されてしまっていますし、自分はタブレットで操作してしまっていますから、その使用感は味わえませんが…
それとJ:COMの工事の方に聞いた話では「メニューの操作は動作が遅く反応が悪い」と伺いましたが、当方の一通り操作した感想はレスポンスの悪いパナソニックよりもまだマトモでした。
メニュー表示やカーソルキーを使用しての動きも以前のパナソニックよりも良くなってますし、番組表の表示も早くなって当方的には特に扱い辛いという印象はありませんでした。
リモコンボタンを押してからの反応が若干ワンテンポ遅いかなぐらいの感じですかね。
次にネットプランも追加しましたから(その理由は後述)、新たに無線 LAN 付きルーターを設置。 モデルは HG100R-02G と HDR と同じく HUMAX 製になります。
しかし、関東圏の J:COM は HUMAX ばかりですな。 個人的には嫌いなんですが…
設置時は先日の『HDMI to コンポーネント コンバーター』と電話モデムと並べてラック上テレビ脇に置いていましたが、自室との通信ではテレビの陰になって受信感度が低下していましたから、後日、柱に設置し直して高さを稼ぎました。
こいつは特に突出した部分は無く、ごく普通の無線LANルーターですが、新しいだけあって 11ac に対応されています。 当家には 11ac 対応製品がありませんから、まったく意味がありませんが。
ただ不満が幾つか。
SSID がひとつしか設けられておらず、自身で複数作成することができない。 複数 SSID を設けてネットワーク数を増やすことができないのである。
唯一ゲスト用に『ゲストネットワーク』というのが設けられて隔離機能もあるが、これを通常利用しても実質2つしか構築できない。
当方が NURO 光の ONU で構築しているような、それぞれの帯域で 450M(Draft-N用)と 54M などといった通信速度や種別で SSID を構築することができない。
ステルス機能が無く外部に SSID が丸見えの状態。 加えて MAC アドレスの登録が3つまでしかできない為、HDR の WR-8000 を無線LANで繋げてキャンペーンで付属していたタブレットを繋ぐと、実質パソコンは一台しか繋げられないことになる。
4台目以降を無線LANで繋げたい場合は、MACアドレスのフィルタリングを無効にして繋げるしかない。 これはセキュリティ上大きな問題。
4台目以降を繋げてMACアドレスによるフィルタリングを行いたければ帯域を変えて接続する必要があるが、マンションなどの集合住宅ではチャンネルに空きが無く、この方法が使えない場合がある。
集合住宅でのフィルタリングは、その居住区のインターネット利用者数(無線LANの利用者数)を考えれば必ず有効にした方が良い。
当家は固定電話の子機が 2.4Gz 帯で無線 LAN と干渉する為、5GHz 帯しか使えないので、J:COM のインターネットをメインで使ってフィルタリングを掛けた場合、接続台数の制限の壁にぶつかることになる。
PC やスマホ、iPhone、タブレットなど多くの台数を接続する場合は、J:COM からリースされる無線 LAN ルーターの無線を無効にして、他社の無線 LAN ルーターをアクセスポイントとして別途繋いだ方が良い。
追記)
MAC アドレスのフィルタリングに関してですが、3つ目を登録すると新たに入力欄が現れて追加できるようになっていました。
何台登録が可能なのかは確かめていませんが、4つ目以降は順次入力欄が表示される仕様になっているようです。
今回の誤認に対して深くお詫び致します。
と、当方が設定時に不便に感じた部分であります。
ひとつ褒められるのが、電源ランプ以外のアクセスランプなどのインフォメーション LED を Web 設定で消すことができるようになっています。 LED ですから消費電力のことを考えることは必要ないと思いますが、夜間に無駄な明かりを消すことができますから、意外に便利な機能だったりします。
次にここからはおまけ話。
今回、タブレット実質無料キャンペーンなどが含まれ、そのタブレット用にネット通信が必要であったり、この WA-8000 には YouTube などの視聴や1か月分の番組表を表示させるのにネット通信が必要なことなどが重なり、テレビと電話だけであったプランからネットプランを追加することになりました。
NURO 光は流石に捨てられなかったので(というか、まだ解約金が発生する)、プロバイダー契約が重複するかたちとなってしまいました。
新たにネットを追加契約するにあたって当家では NURO 光がありますから、J:COM 最速である 360M プランは必要ありません。 タブレットでネットをする時も NURO 光の方に繋げてしまえばよいだけですから、毎月の支払いを軽減させる目的で 12M のプランで契約しました。(なんか ADSL 時代を思い出す)
で、開通したところで回線スピードテストを確認すると、
11.57Mbps ときっちり 12M 出ていました。 12M プランの上りは 2M ですから、こちらもきちんと出ていますね。
スピードテストを始めると一気に 12M まで上がってピタッと止まりましたから、どのプランも回線自体は同じで契約したプランの速度で通信を制限させているだけのようです。
ここまで出ているなら YouTube の動画でも十分観れる速度。 実際 720p での動画再生も余裕で観れました。
最後に我が家の周りを飛び交っている無線 LAN の状況。
ご覧の通り、ステルスのない J:COM(HUMAX や Smart なんちゃら)系は丸見えの状態です。
それと、みな工事の方が設置したまま使用されている方が殆んどでしょうから、通信するチャンネルを『自動』設定のままで使用している住宅が多いのでしょうね。 やはり若いチャンネルに使用者が集中しているのが見て取れます。
Draft-N でデュアルチャンネルですと前後のチャンネルも使用しますから、3、4、5 チャンネル辺りは近隣なら干渉して通信が不安定且つ速度も上がらないのでは?と思いますが、当の本人たちは何も感じていないのでしょうか?
当方なら直ぐに「ん?」と感じますし、その時に使用チャンネルを調べると大抵は被って使われていることが多いです。
因みに当方は干渉を避ける為に後方のチャンネルに固定設定して通信するようにしています。
表で見る 44ch と 56ch が当方で、J:COM の HUMAX(44ch)がステルス機能が無いので丸見え状態。 NURO 光はステルスで見えなくなっていますが、『WirelessNetView』を起動させているパソコンが NURO 光の ONU に接続していますから、確認できる状態になっています。
やはり当家の周りでは 2.4GHz 帯は込み合って使える状態ではないです。
そうそう、お金を払っているのに J:COM のネットを使わないのは勿体無いですから、テレビのデータ通信は J:COM の方に繋ぎ換えました。