パーツ欲しさに 6535s のジャンクを購入しました。
付属パーツ
- ハードディスク FUJITSU MHZ2160BH G2 SATA300 160GB 5400rpm
- メモリー 2GB + 1GB
- CPU Athlon X2 Dual-Core QL-60 1.9GHz
- ACアダプター 65Wタイプ
- バッテリー
- LANケーブル 2m
- アナログディスプレイケーブル
などなどです。
落札価格1,000円也。 HDD、メモリー、CPU、ACアダプターなど単品での購入価格を考えるとかなり破格な値段かと思います。
まぁ、これだけ付属品があってもメインは HDD と 2GB メモリー欲しさでありまして、他はおまけ程度といった感じであります。
因みに CPU の使い道も決まっていまして、そちらの話は後日致します。
実はこの 6535s、システムボードは正常動作品で液晶ディスプレイだけ部品取りされたジャンク機であります。
HDD には Windows7 Ultimate 64bit 版がキーなしで仮インストールされており、付属のディスプレイケーブルをモニターに繋ぐとちゃんと起動して稼働テストできるようになっていました。
(上図はモニターに繋げているところ)
また天板やディスプレイベゼル、ヒンジパーツなども付属していましたから、液晶パネルを手に入れさえすれば復活させることが可能です。
但し、今回は当方も出品者と同じく部品取用に手に入れましたから、直す予定は今のところありません。
ただ、載せられていたキーボードが新品と云ってもいいほど綺麗な状態でしたから復活させたい気もしないでもありませんが、今回は衝動を抑えて手を出さないようぐっと堪えております。 (^^ゞ
さて、実際に正常に稼働するか先ずはメモテスでシステムに高負荷を掛けて2時間ほど放置。 メモテスを2回クリアしてハード的な問題はまったく無いようです。
次に仮インストールされた Windows7 を起ち上げてみると意外や意外、Athlon X2 Dual-Core QL-60 1.9GHz と非力ながらも特に動作に重さを感じられず普通に起動していました。
知人から AMD は Intel と比べると非力と聞いており、実際に Pavilion dv2 でそれを体感していただけに意外な結果でした。
Athlon X2 Dual-Core QL-60 1.9GHz は低電圧タイプではなく通常電圧の35Wタイプで dv2 よりもパフォーマンスは上ですからあらゆる面で優位なのは当たり前な話。 ただ、想像していたよりも普通に動作していたんでちょっと驚いてしまいました。 一般的な用途なら十分な性能を持っているようですね。
とは云っても Intel の Core2 シリーズと比べるとそのパフォーマンスは低電圧タイプの 1.6GHz と同等程度。 同クロックの通常電圧の Core2 シリーズと比べてしまうと、やはり劣っていることに変わりはないようです。 (Turion64 X2 ならまた多少違うんでしょうね)
ひとつ感心したのは、チップセット統合型のグラフィックを積みながらも Intel のグラフィック統合型搭載機よりも OS の操作面での引っ掛かりが無く、普通に動いてくれるのには感心しました。 Intel の場合はフォルダーの展開やアプリの起動などその操作表示に僅かな引っ掛かりを感じるのですが、それが AMD ですと殆んど感じられないのは大したものです。
昔から Intel のグラフィック統合型チップセットは非統合型と比べるとレスポンスで劣っている面がありましたが、構造上致し方ないとしても AMD で違和感なく操作できるのですから、Intel 側ももう少し改善して頂きたいですね。
最後に搭載されていた HDD のヘルスチェック。
画像の通りで1万時間を超えて使用時間は多めでしたが健康状態は良好。 ベンチテストで各セクターの転送レートも確認しましたが、大きな遅延もなく良い状態でした。
追記
そうそう、付属していた 2m のLANケーブル。 実はこれ、エレコムの商品でした。 カテゴリーについてプリント表示が無かったので型番から調べたらカテゴリー6のものでした。
「どうせおまけだからその辺の安物だろうな」と半分捨てる気でいましたから、これはちょっと嬉しかったです。