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hp Pavilion dv2 購入 その2

2016.01.31 21:27

それではディスプレイを立ち上げた内面を簡単に見て行きます。

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ディスプレイ下の黒い部分(含むキーボードカバー部)は本来ならタッチ式のワンタッチボタンが備わりますが、筐体の薄さと12インチモデルという大きさからバッテリーが収まるようになっており、ワンタッチボタンは廃止されています。

元々この世代の Pavilion シリーズのタッチ式ワンタッチボタンは微調整が利かず操作し難くて使用することはなかったので、装備されていなくても特に困ることはないです。 無理に搭載してキーボードのピッチを圧迫するよりは廃止して正解だったと思います。
続き
ファイル 533-2.jpg

但し、ワンタッチボタンを廃止してキーボードベゼル部に余裕ができながらも、DELL のキーボードのようにファンクションキーに奥行きが無いのは如何なものかと。

ワンタッチボタンが無くなって輝度調整や音量調整などを HP Quick Launch Buttons (Fn+ファンクションキー)で賄って利用する機会が多くなるのですから、もっとピッチの縦幅を広めて打鍵しやすくして欲しかったです。

次にその打鍵感ですが、パンタ式の中でもかなりストロークの短いタイプで好みではありますが、メンブレンのゴムの質が硬めでしっかりと押し込むタイプとなっています。 もう少しゴム質に柔軟性があってしっとりとしていれば、間違いなく打鍵しやすいキーボードになったと思います。

キーボードのタッチ感の好みは人それぞれ。 このようなタイプを好む人も居ますから、メーカーもどのようにアレンジするか難しい部分であると思います。

ファイル 533-3.jpg

今回の dv2 は最初に述べたように海外モデルとなります。

当然ながら英語キーボードとなりますが、そのキーボードの大きな違いは US キーボードではなく UK キーボードであることです。(知っている方なら上図を見て一発で分かったと思います)

前オーナー様がイギリスへ転勤中に現地で購入したもので、それを日本に持ち帰ったものだそうです。

US キーボードと UK キーボードの違いは配列にもありますが、大きな違いはエンターキーの形状にあります。 US キーボードの場合、エンターキーはシフトキーと同じく横へ細長い形状となりますが、UK キーボードは日本語キーボードと同じくL字型を逆転させた形状となっています。

実はこの形状、日本語キーボードと兼用している場合、US キーボードではその形状から意識していないとミスタッチを起こす可能性が高いのですが、UK キーボードの場合は日本語キーボードと同じなのでミスタッチがなくなります。

実際に使用してみてもUSキーボードのようにエンターキーの位置を意識する必要がありませんから、入力に集中できて楽なのは確かでした。

2ちゃんねるの ThinkPad のスレッドで「US キーボードよりも UK キーボードの方が使いやすいよ」とのレスを読んだことがありましたが本当にそうでした。

可能ならば手持ちの PC をすべて UK キーボードにしたいぐらい良いです。 今回、間髪入れずに即決した甲斐がありました。

ファイル 533-4.jpg

次にタッチパッド。

当方は落札が確定すると出品者と連絡を取りながらその裏では直ぐにドライバー集めに入り、またそのモデルの情報収集も始めます。 その際にタッチパッドのドライバーを確認したところALPS製のタッチパッドでした。

「ん~、またかぁ…」と思いつつ到着した dv2 に触れるとやはり「使いづらい」のひとこと。 相変わらず ALPS 製は操作しにくいです。 やはり微妙な操作感は Synaptics に敵いませんね。

しかもメッキが施されていますから使用すると手垢や指紋で汚れてしまい、それが目立って気になって使いたくなくなります。 この PC はマウスが必須です。

まとめ

手に入れたこの dv2 はオークションフォームで「状態は良い」と謳いながらも外周のメッキ部に剥がれが多くゴム足は欠損。 加えてディスプレイに目立つ長めの線傷が1本あったり、搭載されていた HDD には不良セクターも発生していたりと散々でした。

但し、hp 純正の Windows7 アップグレードディスクをおまけで添付してくれたり、それらに関するプロダクトキーなどを記した書類関係も添えてくれたので、クレームはせずに指摘だけして取り引きを終えました。

後日、運良く同じモデルの日本仕様が偶然にもジャンクで出品されましたから、そちらを手に入れてニコイチで良いとこ取りをして組み直し、現在は綺麗な状態を保っております。

その dv2 を手にしての感想は、先ず後期型でデュアルコアを搭載したといっても、やはりこの世代の AMD は Intel よりも劣っているようで、1.60GHz というクロック数を持ちながらも CPU のパフォーマンスは超低電圧仕様の Core2 Duo 1.20GHz ほどの能力しかなく、FLASH を使用したバナー広告などを多用したサイトでは表示に重さ感じることがしばしばありました。

ただ、GPU には単体で Mobility Radeon HD3410 というチップを載せていますから、同世代の同クラスの PC と比べれば、多少優位であるように感じます。

それとこの世代は12インチモデルですと1.8インチの HDD が載せられているのが殆んどですが、ThinkPad X200/X200s と同じく2.5インチの HDD が載せられ、7200rpm の HDD や SSD へ容易に交換できるのもこのモデルのメリットのひとつになります。

但し、12インチモデルと云えどもビジネスモデルのモバイル PC とは違い、あくまでもエンターテイメント PC であって持ち運びを重視したモデルではありませんから、軽量な DELL D420/D430 やその後継の E4200、ThinkPad X200s などよりも筐体は一回り大きく重量も多少重いので、屋外に持ち出すというよりは屋内で自由に持ち歩いてという使い方が適しているように感じました。

勿論、大きさ重さともに然程の差ではありませんから、十分モバイル PC として活用することは可能です。

当方のこの dv2 の使い方は、12インチながらもステレオスピーカーを搭載していますので、寝床で YouTube や保存してある動画を観たり、ネットで調べものをしながら音楽を聴いたりと寝床用エンターテイメント PC として使用しています。

最後にダイレクトモデルの Turion 搭載機なら Athlon よりもパフォーマンスは上になりますから、もう少し快適に使えるかもしれませんね。

ただ、今回の dv2 は UK 仕様且つ UK キーボードが搭載されていますから、多少の非力さには目を瞑り、お気に入りの一台であることには変わりはありません。

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コメント一覧

えんひろ 2016.02.03(水) 13:11 修正

楽しく拝読いたしました。(^_^)
「寝床用エンターテイメントPC」というナイスなネーミングは良いですね。(笑)

はるぼー 2016.02.04(木) 13:38 修正

12インチサイズのメイン機はThinkPadで他のモデルを使用する機会はあまりないのですが、気になっていたモデルでしたし、UKキーボードでしたから敢えて手に入れてみました。
腹上でちょこっと動画を観るのに便利ですけど、今はタブレットが主流でしょうから、このサイズはもう過去の遺物なんでしょうね。
腹上ではキーボードがあった方がキー入力がし易いので、当方的にはまだまだ必要なんですけどね。