去年、最後のお買いものは ETSUMI (型番不明)の革製の小型カメラバッグです。 かなりの年代物になります。
何故こんなバッグを買ったかと申しますと… デジカメのバッテリーを収めるのに購入しました。
実はバッテリーの収納場所が無くて幾つかのナイロン製の小さなカメラポーチに収納してその辺に転がしていたのですが、さすがにジャンク機ばかりを集めていますとその数が増えて管理し難くなってしまったことから、纏めて収納できるようにと適当な小型のバックを探していました。
ジュラルミン製のものを探していましたが、小型のものってなかなか無いんですよね。 ですから今回は革製のもので我慢です。
かなり古いバッグになりますが状態は頗る良いですね。 もう何十年も前の製品になると思いますが、傷ひとつ無く革の状態がとにかく良いです。
金具類にも腐食が無く綺麗です。 ブロンズメッキは経年劣化で緑色の腐食が現れますが、このバッグにはその兆候すらありません。 この理由は実は金具にクリア塗装が施されていて腐食対策がされていました。
上部の金具を見ると分かりますが、擦ってクリアが剥がれているのが確認できると思います。 (このクリアの剥がれが残念)
こうして昔の製品をよく見ていると作りはよく考えられていますし、しっかりとしていますよね。 驚くことばかりです。
見ての通り、革の部分には傷がまったくありません。 余程大事に保管されていたんだと思います。
底面の足を見ると多少の擦れ傷はありますが、この状態ですと屋外での使用は無かったようです。
もし屋外で使用していたならば、ショルダーに合わせて装飾されている革の帯部分に傷があると思います。 底面四つ角にも傷がありませんしね。
次にバッグの中身。 一応、何かを収めていたようで、その跡が底に残っています。 ですが傷やシミ、カビ臭なども無く綺麗です。
蝶番がちょっと変わった場所に設けられているので、他のバッグとは違った開き方をします。 この開き方はよく考えられていますね。
開いた蓋(画面手前)がちょっとした物置きに使えるので、フィルム交換時のパトローネやそのケースを置いたり、レンズ交換時にキャップを置いたりと、上手く利用できるような作りになっています。 ショルダーを肩に掛けながら一連の作業ができますから、当時はかなり便利だったのではないかと思います。
今現在でも媒体がフィルムから記録メディアに変わっただけですから、同じように利用ができると思います。
最後にバッグの大きさですが、横はちょうど2.5インチのHDDを3つ並べたぐらいで、高さも同じく2.5インチHDDを二段重ねたぐらいになります。
これでどのくらいの大きさか想像ができますかね?
中身はFinePix 4900Zがぴったり収まる程度。 アダプターリングを付けて予備バッテリーと充電器。 高さ方向に重ねてワイコンやテレコンが収まる程度です。
フィルム時代のカメラなら一眼レフを横向けに収めて小型のレンズが2本ぐらいですかね。 あとはフィルムやメンテナンスキット類がギリギリ入ると云ったところです。
平面で見ると2.5インチHDD 6個分の大きさですから、さすがにカメラを収めるにはちょっと小さ過ぎると思いますが、今回の使用目的であるデジカメのバッテリーを収めるのであれば、かなりの数のバッテリーが収納できるのではないかと思います。 (実はまだ整理していなかったりして (^^ゞ )
これで落札価格は500円也。 古さを気にしないのであれば、これで十分ですよね。
因みに錆が出ていましたが、鍵もきちんと付属していました。
おっと、錆落としもしていなかった。
えんひろ 2016.01.14(木) 13:49 修正
このエツミのカメラバッグ、燻し銀って感じでカッコ良いですね。バッテリー保管では勿体無い感じがしますが...
まぁ先々、色々用途変更は出来ると思うので良い買物ができましたね。d(^_^o)