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dv6500 ジャンク到着

2015.10.22 23:50

先日、2,002円で手に入れましたdv6500がキーボードカバー(兼スピーカーグリル)部とディスプレイベゼルが割れていましたので、部品取用にもう一台確保しました。

オークションフォームでの詳細説明は未記述で仕様は全く分からず。『雫』デザインであったのとパームレストに貼られているCoreシリーズのラベルからdv6500だと確認できたので落札致しました。

それにオークション画像から見る筐体が結構良い状態でニコイチで綺麗に仕上げられると思いましたし、ACアダプターも付属していましたから、多少高値になっても損はしないのではないかと考えての入手でした。

勿論、使用による小傷は少なからずありますが、キーボードの使用感以外は十分満足の行くレベル。

実際、商品が到着して本体を見てビックリ! 本当に綺麗な個体でした。
続き
ファイル 497-1.jpg

しかも、BIOSで仕様を確認して更にビックリ。P/Nナンバーは『RL675AV』と知人に売却したものと前回の2,002円のものと全く同じ後期型のウィンターモデル。

CPUも同じCore2 Duo T7500でメモリーも2GBが搭載され、こうも偶然が重なるとある意味ちょっと怖いような感じがします。

残念だったのは、最初の動作確認で光学ドライブがスピンアップせずにディスクの読み込みが不可。のちの画像でお見せしますが、タッチパッドのオン時のブルーLEDも切れていました。

ファイル 497-2.jpg

さて、お決まりのオーバーホールです。

dvシリーズはヒートシンクのフィンに綿埃が詰まりやすくて冷却できなくなっている個体が多く、これが原因でGPUの爆熱でお逝きになっている個体が多いモデルです。

案の定、今回のdv6500も画像の通りで完全にフィンが埃で塞がっている状態でした。

このまま使用していたら間違いなく熱暴走して、更にはGPUが逝ってしまっていたでしょうね。

ファイル 497-3.jpg

クリーニング後の状態。これで暫くはオーバーホールしなくて済むでしょう。

Pavilionは完全に分解しないと冷却ファンが外せない設計なので、まめに掃除ができないのが厄介です。掃除の度にオーバーホールなんて面倒臭いですから、徹底的に綺麗にしました。

ファイル 497-4.jpg

クリーニングを終えて組み上げ。先ずはメモテスでメモリーのテストとシステムの状態をチェックします。

毎度こちらで話していますが、メモテスはテスト中、システムボードにも負荷が掛かりますので、パソコン自体のテストにも使えます。

不具合があれば電源断などを起こしてテストを完走できませんから、パソコンのテストにはうってつけのソフトであります。

今回はテストを完走してメモリーと共にシステムボードも正常のようです。

ファイル 497-5.jpg

メモテスで異常が無いことを確認したところで、今度は適当なHDDを載せて先日の2,002円dv6500で作成したリカバリディスクからVistaのインストールを試みます。

不動であった光学ドライブはその2,002円dv6500から換装しました。

ファイル 497-6.jpg

インストールが終了するまでにキーボードのチェック。

勿論、使用していた個体ですから主要キーにテカリはありますが、画像の通りで十分妥協のできる範囲内で、まずまず良い状態を保っていると思います。

ファイル 497-7.jpg

タッチパッドの状態も塗装剥げなど無く良い状態です。但し、先程も述べましたがタッチパッドオン時のブルーLEDは切れてしまっています。

パームレストも非常に綺麗です。元々プリントフィルムを何層も貼り付けて仕上げたものですから、剥げに強いのがZEN-designの特徴です。

ファイル 497-8.jpg

正常にOSがインストールできたところで今度はBIOSのアップデートです。

dv6500の記事でいつも書いていますが、搭載されるnVIDIA GeForce 8400M GSは製造工程で爆熱問題の不具合を出したGPUになります。

他のメーカーではリコール対象となっていたのに対してhpではBIOSの更新でファンコントロールを見直し、積極的に冷却させることで対処していました。

よってGPUの発熱によるトラブルの解消の為にも、必ず最終のBIOSにアップデートしておくのがベストだと思います。今回のdv6500も例外に漏れずアップデートを行いました。

加えて、他のデバイスが正常に動作しているかも確認。特に問題は無く各部正常に動作しているようです。

当初はニコイチで綺麗に仕上げるつもりでいましたが、状態が良いだけに今回の個体をそのまま使う方が賢明だと判断。2,002円dv6500から不動であった光学ドライブと無線LAN(Intel 4965AGN)、それと仕上げてあったVistaがインストールされたHDDを換装して使用を開始。2,002円dv6500は部品取用に保管することにしました。

ファイル 497-9.jpg

こちらは仕上がって動画を再生中の画。

使用時間が短いせいかディスプレイの発色やシャープネスが2,002円dv6500よりも良いですね。(画像からは分かり難いでしょうが)

もしかしたら液晶パネルのメーカーが違うのかも知れません。ロットによってその時々で使用されるパーツが違うのはよくある話ですからね。

さて、今回のdv6500は個人情報漏洩防止の為にHDDは外され、ご丁寧にマウンターも一緒に外して付属しておりませんでした。(dv6205ジャンク機からマウンターを拝借)

また光学ドライブの不動に加え、タッチパッドのLED不良と完璧な状態ではありませんでしたが、外観の状態が良く綺麗な個体でしたから、当方的には十分満足の行く商品だったと思っています。

そうそう、底面のゴム足はすべて揃っており、傷も殆んどありませんでした。

これで落札価格3,300円ですからね。文句は言えないでしょう。

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コメント一覧

えんひろ 2015.10.23(金) 12:59 修正

PCの冷却ファンの埃詰まりは対敵ですからね。キレイになって安心して使用できますねV(^_^)V

はるぼー 2015.10.23(金) 15:27 修正

dvシリーズは埃が溜まりやすいのですかね?

前回購入の2,002円dv6500もそうでしたし、EU仕様のdv6700。
dv3500にdv5tと当方が手に入れたPavilionはみなこんなんでしたよ。

それなのにシステムボードまで辿り着かないと
冷却ファンが外せないなんてメンテナンス性が悪過ぎます。

この辺はビジネスモデルの方がちゃんと設計されてますね。
キーボードとキーボードカバーを外せば
冷却ファンの脱着が可能なんですから。