dv6500に他のOSのインストールで当サイトにお越しになった方はお間違いのないように。
今回はVistaをリカバリ領域やリカバリディスクからインストールした場合のドライバーやインストールされているソフトウェアのアップデートについてレポした内容になります。Win7ではありませんのでご注意下さい。
それではVistaをリカバリした状態から話を進めたいと思います。
付属アプリケーションの削除
発売リリースが現時点でもう8年も前のモデルになることから付属するソフトのサポート切れなど継続使用ができなくなったものがありますので、それらを含めて当方が不要と思ったソフトを含めて先ずはアンインストールから始めました。
ただ削除する際に何をアンインストールしたかメモを取るのを忘れてしまったので記憶にある範囲で記述します。
削除したアプリケーション
- Norton Internet Security(60日間試用版)
- Adobe Reader
- JWord
- Yahooバー
- 動画編集ソフト(名称忘れました)
- Windows Live
ノートンは古いバージョンですし、試用版ですから必要なし。どのみちMSEをインストールするので削除です。
というか、手元に届いて最初の動作確認時に前オーナー様が利用権を購入して使える状態になっていたので更新ファイルをダウンロードしてスキャンさせてみましたが、スキャン中は重くて他の作業ができず使い物になりませんでした。
Adobe Readerは古いバージョンでしたので削除してVista対応の最終バージョンをあとからインストールします。
あとJWordやYahooバーなどこの手のアドオンソフトは当方大嫌いなので迷わず削除しています。
簡易的な動画編集ソフトが入っていましたが、Vistaを弄って遊ぶというのが今回のメインコンセプトなので、その手の作業は行わず必要なしと判断した為、削除しています。
Windows LiveはSkypeをMicrosoftが吸収してそちらに移行したと記憶していますので、やはり必要ないと判断して削除しています。というか、これも今回のコンセプトでは必要のないものですので軽量化の為に削除です。
Roxio Creator Basic v9 に関してはCD-RWやDVD±RWのフルイレース(完全消去)を行う為に残しました。Windowsに標準添付のこの手のものはクイックイレースであってフルイレースができないので他の書き込みソフトをインストールする予定がない場合は残しておくと便利かと思います。
劣化が進んだCD-RWやDVD±RWをフルイレースすると多少書き込み精度が復活向上することがあるので。
但し、BASICと名の付く通りで簡易版となりますことから機能は期待するほどありません。本格的にCDやDVDの編集を行うのであれば削除して別途用意する方が賢明です。
不要ファイルの移動または削除
次にCドライブの容量確保の為にhpでドライバーやソフトウェアをインストールした際に作成された『swsetup』フォルダーを移動させます。
これは工場出荷時にインストールされているドライバーやソフトウェアのインストールファイルが収められたフォルダーで、今後使用する機会は殆んどありませんので退避させてCドライブの容量を確保させます。
スタートメニューからコンピュータをクリックして開き、ローカルディスク(C)をダブルクリックで開きます。
すると『swsetup』というフォルダーがありますので、そのフォルダーを他のパーティションのドライブや外付けHDD、またはUSBメモリーなどに移動させます。
これで1GB少々の容量が確保されるはずです。
工場出荷時にインストールされていたソフトで必要だったものを誤って削除してしまった場合や旧バージョンに戻したい場合は、この『swsetup』ファルダーの中にあるインストールファイルから再度インストールが可能です。
サービスパックのインストール
ここからはドライバーとソフトウェアの更新情報に移ります。
先ずは最初にサービスパック1と2の両方をインストールします。
dv6500は無印のVistaがインストールされているので、最初にサービスパック1をインストールしてからサービスパック2を入れる必要があります。無印Vistaからサービスパック2のインストールがサポートされていない為、必ずサービスパック1を先にインストールします。
dv6500の場合はドライバー関係を先にインストールしてからWindowsUpdateを始める必要があるので、サービスパックはスタンドアローン版を予めダウンロードしてインストールするようにします。
またその方がWindowsUpdateでサービスパックをダウンロードインストールするよりも早く終了することができます。
Windows Vista Service Pack 1 (5 言語用スタンドアロン版 KB936330) ダウンロードサイト
Windows Vista Service Pack 2 (5 言語用スタンドアロン版 KB948465) ダウンロードサイト
ドライバーとソフトウェアのダウンロード。
予め hp の下記サイトよりVista用のドライバーをダウンロードしておきます。
ドライバーの更新
以下の解説の順番はインストールする順番でもあります。
◇INF インテルチップセットユーティリティ
Intelより最終バージョンがリリースされているので、そちらをダウンロードしてインストールする。
◇Intel Matrix Storage Manager (ファイル名 『sp39222.exe』)
AHCIなどのチップ関係のドライバー。hpリリースのVista用をインストールする。
◇グラフィック(GeForce 8400M GS)
hpリリースのVista用をインストールするとNatsumiベンチなどのベンチテストでまともな数値が出ない。nVIDIAで8Mシリーズは正式サポートされているので、Vista用の最終バージョンをダウンロードしてインストールする。
ダウンロードサイトが開いたらプルダウンメニューから該当する製品シリーズ(Ge Force 8M Series)と製品ファミリー(GeForce 8400M GS)、OSと言語を選んで検索ボタンをクリックし、検索結果が現れたら[ダウンロード]ボタンをクリックしてダウンロードする。
インストール時にカスタムインストールが可能。当方では 3D VISION , nVIDIA WMI , nVIEW は必要なかったのでドライバーのみインストールした。ドライバーのみのインストールでもnVIDIAコントロールパネルはインストールされる。
◇サウンド Realtek製 (ファイル名 『sp38899.exe』)
hpリリースのVista用をインストールする。
最初にインストーラーを実行すると旧バージョンのアンインストールが実行される。引き続きインストールを促されるので同じファイルを実行することで新しいバージョンのインストールが開始される。
◇有線LAN (ファイル名 『sp38900.exe』)
hpリリースのVista用をインストールする。
◇無線LAN
Intel 3945ABG(4965AGN)用はIntelで正式にサポートされているので、Intelより最終のドライバーをダウンロードして導入する。
因みに3945ABG/4965AGNでドライバーが充たるのは Ver.13.5.0 のみになるのでそちらをダウンロードする。
◇Bluetooth (ファイル名 『sp38167.exe』)
hpリリースのVista用が存在するがインストール時にファイルのディレクトリでの警告ダイアログが出る。スキップを選んでそのままインストールを続行させて一度終了させる。
再度同じインストールファイルを実行すると今度は警告ダイアログが発生せずに正常にインストールが終了する。
上記のインストール方法で不安が残る場合はリカバリ時のものをそのまま使用してもよいがデバイスマネージャで確認するとデバイス名称が変更されてバージョンが2.0表記となっているので更新する方が良いように思う。
新規ドライバーをインストールするか否かは自己責任にて判断すること。
◇モデム Motorola製 (ファイル名 『sp37811.exe』)
hpリリースのVista用をインストールする。
◇TouchPad (ファイル名 『sp42090.exe』)
hpリリースのVista用をインストールする。
◇Fingerprint (ファイル名 『sp37812.exe』)
hpリリースのVista用をインストールする。
◇Card Reader (ファイル名 『sp37809.exe』)
hpリリースのVista用をインストールする。
◇HP Quick Launch Buttons (ファイル名 『sp40139.exe』)
hpリリースのVista用をインストールする。
◇Web Camera(Cyberlink YouCam Software)
USサイトよりdv6707usモデルのVista用をダウンロードしてインストールする。
サイト内にあるSoftware-Multimediaを展開させ『Ver.2.0.2328』をダウンロード。ファイル名は 『sp41958.exe』
注意)
メディア再生ソフトQuickPlayのVista用最終バージョンをインストールすると最初に旧バージョンのアンインストールから開始されウェブカメラのドライバーとソフトウェアも一緒にアンインストールされてウェブカメラの使用ができなくなってしまう。よってQuickPlayを更新インストールした後にこちらのウェブカメラのドライバーソフトウェアのインストールを行うようにする。
◇Lightscribe System Software
当方では必要ないので未導入。
◇HP Wireless Assistant (ファイル名 『sp35333.exe』)
nVIDIAのグラフィックドライバーを導入すると新しく更新した『HP Wireless Assistant』のウィンドウの中身が表示されない不具合があるが、一度『HP Wireless Assistant』を閉じて再度起ち上げると正常に表示される。
リカバリした際にインストールされているバージョンをそのまま使用するのが妥当かも知れないので自己責任にて更新するか判断すること。
hpからリリースされるドライバー関係をインストールした後にWindowsUpdateを行うと以下の3つの更新ドライバーが現れました。
- Hewlett-Packard Development Company, L.P. - Other hardware - HP Quick Launch Buttons
- Motorola Inc - Network - Motorola SM56 Speakerphone Modem
- Synaptics - Input - Synaptics PS/2 Port TouchPad
毎度のことですが、当方はWindowsUpdateでリリースされるドライバー関係はあまり信用していませんので、今回も導入しておりません。仮に導入される場合は自己責任にてお願い致します。
ソフトウェアの更新
◇Microsoft Windows Vista用の重要なシステムアップデート
『オペレーティング システム - 機能拡張およびQFEs』内の『Microsoft Windows Vista用の重要なシステムアップデート』を更新。
ファイル名は 『sp37736.exe』
◇HP QuickPlay Webアップデート
『ソフトウェア - マルチメディア』内の『HP QuickPlay Webアップデート』を更新。
ファイル名は 『sp38361.exe』
◇HP Update for Recovery Manager
『ソフトウェア - 対処方法』内の『HP Update for Recovery Manager』を更新。
ファイル名は 『sp36812.exe』
当方がソフトウェア関連でアップデートしたのは上記の3つのみです。
他のソフトは当方では使用しませんので余計なアップデートは避けました。他のソフトウェアのアップデートに関してはご自身で導入動作確認を行って下さい。
最後に
WindowsUpdateのようなソフトウェアなどのアップデートを hp の公式サイトから確認アップデートを行う『HP Software Update』というソフトが用意されてインストールされていますが、このソフトウェアを更新アップデートして実行しても『新しいアップデートはありません』と表示されて更新ができないようになっています。(多分サポート切れの為だと思います)
よって面倒ではありますが、今回のようにドライバーやソフトウェアの更新は手動で行う必要がありますので、焦らず気長にセットアップするようにして下さい。
次回はVistaのアップデートやカスタマイズなどを最後にレポしたいと思います。
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