SATA用のケースの台数が少ないので、また適当なHDDケースを購入しました。落札価格は送料込み880円でした。
今回のケースはThermaltakeからリリースされたもので名称はVi-onというもの。出品者がパソコンショップの景品で戴いたものだそうです。
内容物は画像の通り。本体にDCジャックが備わりますが付属品にはACアダプターは含まれておらず、Y字USBケーブルで電源を補うようになっています。
それと本体には白色でクリア塗装されており、これが意外にきちんとした塗装で専用のウエスが付属しておりました。
戴いてから一度も使用せずに保管していたということで完全な未使用品。本体には保護フィルムが貼られたままになっていました。
こちらがその塗装。クリア塗装で傷が付きやすくなっていますから、扱いには注意が必要です。底面も同じ塗装ですから傷を付けないように適当なゴム足を貼り付けた方が良さそうです。
このケースの特徴は側面のメッシュ状になった無数の穴。ケース内部にも余裕があり放熱性は高そうです。
インターフェイスはDCジャックとUSB端子、加えてブルーLEDのアクセスランプが備わるのみです。
こちらは中身。製造は支那製でありましたが、デザイン設計と共にアメリカになります。
このケースはビス類を一切使いませんので、ケースを開けるのもHDDを取り付けるのもドライバーは一切必要ありません。
但し、プラパーツでできたHDDをサポートするガイドが結構きっちりとHDDを固定する為、一度取り付けたHDDを取り外すのに苦労します。フォーマット目的でHDDを頻繁に載せ替えする使い方には向かないケースですね。
適当なHDDを載せて手持ちのY字USBケーブルを使ってテストを開始。先ずはブルーLEDが点灯して正常にOSに認識されました。
次にHDD Tune Proにてベンチテストを行ったところ、アベレージで29MB/sの転送レートを叩き出していましたから性能はまずまずかと思います。
その後のテストもアクセス遅延など問題になるようなところはありませんでしたから正常動作ですね。
未使用品で動作確認をしていなかった商品だっただけに、問題無く動いてくれたのには一安心致しました。転送レートもUSB2.0にしては十分な速さですから一般的な用途には問題無いと思います。
このケースはビス2本で簡単に基盤が外れますから、ケースから取り出してHDDのフォーマット用に使うと便利かも知れませんね。ケースの塗装が綺麗ですから傷を付けたくありませんしね。