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FinePix F601 ゲット! そしてまたもや撃沈

2015.06.27 03:09

前々から狙っていたFinePix F601をオプション扱いであったクレードルとACアダプター、バッテリー付き送料込みで1,000円でゲットしました。今回は楽天オークションでの落札です。

ファイル 439-1.jpg

F601はベストセラーとなったポルシェデザインの6800Zの後継となるモデルで、当時最上位であったネオ一眼のFinePix S602の下位モデルとなるカメラになります。

ハニカムロゴのラベルが赤ラベルですからスーパーCCDハニカムの第三世代。パネルの大きさや画素数などS602とまったく同じですから、同一のCCDパネルが装備されていたと思われます。
続き
この頃の縦型モデルのFinePixは上位機としてランク付けされていたようで、惜しみなく最上位機種であるネオ一眼機と同じCCDパネルが採用されていることが多いです。

現に縦型の4700Zは4900Zと同じでありましたし(発売は4700Zが先行でした)、縦型最終機であるF610はS7000と同じでありました。

さて、ヤフオクでなかなか安価に良い個体が出品されず長らくウォッチしていましたから、嬉しさ100倍で到着を待ち望んでおりましたが、動作確認で見事に撃沈させられてしまいました。

最初に電源を投入すると背面ディスプレイに一瞬チラつきが発生。その後は正常にレンズを通した画像が表示されるもアングルを変えるのにカメラを動かすと今度はノイズが走ります。挙句にはズームを動かしただけでもチラつきやノイズ、画面が暗くなったり緑が被ったりと完全におかしい状態。この世代によくあるCCDパネルの不良っぽいです。

但し、ディスプレイに映し出される表示がおかしい時にレンズを抉ると元に戻ったり、更に抉るとまたノイズが走ったりと不具合が顕著に現れることから、CCDパネルの不良だけとはちょっと断言できないような感じで、不良個所を特定するのが難しい状態です。

ファイル 439-2.jpg

ちょっと分かり難いですが、こちらは正常に表示されていた時にレンズを弄ってノイズを発生させてみたところの画像です。

フジの場合はレンズの不良によってCCDに不具合が出ることがあってレンズユニットを交換すると正常に表示されるようになる持病みたいなものもあるのですが、レンズを弄って表示がおかしくなるのなら、もしかしたらこの個体もレンズのみの不良なのかも知れません。

ただ、世代的にCCD不良の多い時代のものなので、レンズの不良だけと断定できないところが難しいです。

ファイル 439-3.jpg

それとこちらも確認し難いのですが、バッテリーを固定するストッパーのプラパーツが折れて破損していました。バッテリーの固定ができない状態です。

もうこれは完全に故障品ですね。

正常動作品として落札していますから直ぐに出品者へ連絡。きちんと動作確認していなかったことを認め、落札代金の返金で対応して頂きました。

今回の出品者の所在地は北海道。商品の返送には送料が高く付くので処分してくれとのこと。こちらで対処することとなりました。

個体に大きな傷や擦れも無く状態が良かっただけにこの結果は少々残念。ですが、当時オプションであったクレードルなどは今後F601を手に入れた時に使えますから、結果的には悪い取り引きではなかったと思います。個体はのちの部品取りにも使えますしね。

さて、綺麗な筐体が手元にありますから外観にこだわる必要がなくなりました。筐体ボロボロの正常動作品とニコイチにすればよいだけですから、また暫くウォッチして動作品を手に入れたいと思います。

因みにレンズを抉ることで不具合が出ることから各ケーブル類などの接点不良なのかとみて分解してレンズユニットを外してみましたが、結果は残念ながら症状変わらずでした。やはり各ユニットごとに換装してみて不良個所を特定する必要がありそうです。