それでは当方が所有するdv3500の導入ドライバーを覚書としてこちらに記述したいと思います。
インストールしたOSは『Windows7 Home Premium 32bit版』でクリーンインストールになります。
当方が所有するdv3500の正式名称は、
Model : hp Pavilion dv3633tx
P/N : NM573PA#ABJ
となります。
メーカー管理の底面ラベルではdv3500となっておりましたが、モデルナンバーを示すTagラベルには上記が記されており、dv3600シリーズというのが正しいようです。
但し、hpが公開するドライバーやソフトウェア関係などを確認するとdv3500のものと同じでしたから、一部装備類の違いからの細分化によるモデル名の違いなんだと思います。
実際、hpのサイトでPavilionシリーズからdv3000を選択してサイトを進んでゆくとdv3500とdv3600が並んで表示され、更に細かにモデルナンバーが選択できるようになっていましたから、かなり細かく仕様の異なるモデルが存在していたようです。(リスト表示にはdv3000,dv3100,dv3700,dv3800も表示されますが、dv3000,dv3100はチップセットの違い、またdv3700,dv3800に関しては詳細不明の為、ここでは省いております。)
ではここから、そのドライバー関係を記述して参ります。
先ずはhpサイトからドライバーやソフトウェアを予めダウンロードしておいて下さい。また、日本語サイトからのダウンロードですと『ALPS Touchpad』と『Fingerprint Reader Driver』が公開されておらずダウンロードできないので、USサイトからダウンロードするようにします。
パソコン底面に貼り付けてあるモデルナンバーとP/Nナンバーを参考に下記サイトから該当するシリーズとモデルを選択してダウンロードページを開き、ダウンロードを開始します。
hp US site dv3000 series software & driver downloads
一点ダウンロードの際の注意ですが、選択したモデルによっては公開されているドライバーリストの中に必要なドライバーが無いケースがあることから、dv3500シリーズを選択してモデルを『dv3500tCTO』を選んでダウンロードした方が良いかもしれません。
実際に当方の所有するdv3500のTagナンバーを基にダウンロードサイトを開くとリストに無くダウンロードできないドライバーが存在しましたから、当方が導入したドライバーの中でhpサイト内でリスト表示されなかったものに関しては、『dv3500tCTO』のダウンロードサイトからダウンロードするようにして下さい。
次に『DirectX エンドユーザーランタイム』も必要ですので、以下よりダウンロードしておきます。
Microsoft DirectX エンド ユーザー ランタイム Web インストーラ
それでは以下からインストールの過程となります。
先ずはWindows7をクリーンインストールした後に『DirectX エンドユーザーランタイム』をダウンロードしたWebインストーラーを使って差分ファイルのダウンロード、インストールを行います。
インストール終了後、再起動は促されませんが、念の為、一度OSを再起動させて下さい。
◆ ドライバーのインストール
◇ INF インテル チップセット ドライバー ユーティリティ
hpでリリースされているバージョンは古いので、Intelよりリリースされている最終バージョンをダウンロードして導入する。
サイトでは「以前のバージョン」と記されるが、のちにZIP圧縮版(中身は同じバージョン)がリリースされたことで以前のバージョンとして表記されているだけである。
◇ グラフィックドライバー
dv3500に搭載される GeForce 9300M GS は、nVIDIAで正式サポートされているので最新版を以下よりダウンロードして導入する。
プルダウンメニューから『GeForce 9M series (Notebooks)』を選び、『Windows7 32-bit』(今回は32bit版なので32bitを選択)を選んで検索する。
すると検索結果に最新版のダウンロードサイトが表示されるので、[ダウンロード]ボタンをクリックしてダウンロードを開始する。インストール時に本家ドライバーはカスタムインストールが可能。当方では 3D VISION , nVIDIA WMI , nVIEW は必要なかったのでドライバーのみインストール。ドライバーのみのインストールでもnVIDIAコントロールパネルはインストールされるので、グラフィックのパフォーマンスや色調整は可能である。
◇ サウンドドライバー
HPよりWindows7用がリリースされているのでそちらを利用してインストールする。
◇ 有線LAN (Realtek RTL8168C(P)/8111C(P) Network Adapter Driver)
HPからWindows7用がリリースされているが、中身はVista用なのでそのままインストーラーでインストールするとVista用と警告が促されてインストールできない。
インストールを続ける場合は、一度HPからのインストーラーファイルを実行して上記の警告が促されたら[OK]をクリックして一旦終了させる。
この時点でインストールファイルは解凍されているので(解凍先を変更していなければ c:\SwSetup\SP40720 )、デバイスマネージャからドライバーの更新を利用して上記のディレクトリを指定して手動で充てる。
またWindowsUpdateからWindows7用がリリースされているので、そちらを充ててもよい。
◇ 無線LAN (Intel WiFi Link 5100)
HPからリリースされるバージョンは古いので、Intelより最終バージョンをダウンロードしてインストールする。
Intel WiFi Link 5100 Driver Download
補足)
WiFi Link 5100でドライバーが充たるのは Ver.16.7.0 までとなりますのでそちらをダウンロードして下さい。
◇ Bluetooth
HPからリリースされるVista用の『sp39805.exe』をダウンロードしてインストールする。
今回dv3600のダウンロードサイトでは公開されていない為、dv3500のダウンロードサイトからダウンロードする。Vista用だが警告は促されずにそのままインストーラーでインストールが可能。
◇ モデム
HPからリリースされるVista用をダウンロードしてインストールする。
こちらもdv3600のダウンロードサイトでは公開されていないので、dv3500のダウンロードサイトからダウンロードする。Vista用だが警告は促されずにそのままインストーラーでインストールが可能。
二つほどリリースされているが、当方は『High-Definition Audio (HDA) Modem』の『sp40731.exe』をインストールして正常にインストールされた。よって『LSI High-Definition Audio (HDA) Modem』の方は未確認。
◇ タッチパッド (ALPS TouchPad)
HPよりWindows7用がリリースされているのでそちらを利用してインストールする。
◇ HP Quick Launch Buttons
HPよりWindows7用がリリースされているのでそちらを利用してインストールする。
◇ ITE 8708 CIR Driver
HPよりWindows7用がリリースされているのでそちらを利用してインストールする。
◇ カードリーダー (Alcormicro AU6372 Card Reader)
HPよりWindows7用がリリースされているのでそちらを利用してインストールする。
◇ Fingerprint Reader
HPよりWindows7用がリリースされているのでそちらを利用してインストールする。
◇ HP ProtectSmart Hard Drive Protection
HPよりWindows7用がリリースされているのでそちらを利用してインストールする。
◆ WindowsUpdateリリースドライバーについて
WidowsUpdate時に以下の4つのドライバーがリスト表示される。
◇ Agere - Network - Agere Systems HDA Modem
モデムは殆んど使用しないと思うのでOSインストール時に充てられるOS標準ドライバーのままで十分かと思う。必要な場合はご自身で判断して導入すること。
因みに当方はWindowsUpdateからリリースされるドライバーをあまり信用していないので、HPリリースのVista用をインストールした。
◇ Hewlett-Packard Development Company, L.P. - Other hardware - HP Mobile Data Protection Sensor
正式にHPよりWindows7用がリリースされているので、当方はそちらを充てた(前途の通りでWindowsUpdate版は信用していないので)。
WindowsUpdateからリリースされるバージョンの方が新しいようで、更新ファイルにリスト表示されるようである。
◇ IDT - Audio - IDT High Definition Audio CODEC
IDT Audio用のコーデックパックのようだが、一度インストールを試したところ、当方の環境ではプリ出力が大きく音が割れて駄目であった。やはりWindowsUpdateのドライバーは導入しない方が無難。
◇ Realtek - Network - Realtek PCIe GBE Family Controller
Windows7導入時にOS標準ドライバーが充たるが、WindowsUpdate版の方が新しいので更新ファイルにリスト表示される。
こちらを充てても問題は無いと思うが、上記のIDT Codecと同じでパフォーマンスなどの不具合がある可能性も否めないので導入していない。
◆ 導入ソフトウェアについて
純正ソフトはワンタッチボタンにある『HP MediaSmart(旧QuickPlay)』が使用できるよう以下のものをインストール。当方が必要としたものだけをインストールしています。ご自身で必要なものを選別してインストールして下さい。(HP MediaSmartは全てWindows7用がhpよりリリースされています)
◇ HP MediaSmart DVD Software
◇ HP MediaSmart Music Software
◇ HP MediaSmart Photo Software
◇ HP MediaSmart Video Software
◇ HP MediaSmart Webcam Software
◇ HP MediaSmart SmartMenu
◇ HP Wireless Assistant
無線LANとBluetoothのオンオフなどの制御に使用する。
当方はBluetoothを使う機器を所有しておらず、普段はBIOSでBluetoothを無効にしてこの手のアプリはインストールしないのだが、dv3500の場合、BIOSでデバイスを無効にする項目が無く、無効化できないことからオフに設定する為に今回インストールした。
両デバイスを使用するユーザーはオン・オフの制御の為にインストールする必要あり。
◇ Digital Persona Fingerprint Reader Software
当方はインストールする必要がないのでインストールしていないが、セキュリティの面で指紋認証を使用する場合はこの専用アプリケーションをインストール必要あり。(Windows7用がhpよりリリースされている)
◇ Cyberlink YouCam Software
ウェブカメラのアプリケーションとしてこの『Cyberlink YouCam Software』が別にリリースされているが、これをインストールすると『HP MediaSmart Webcam Software』との間で機能の制約が生じたことから当方は導入は見送った。
インストールする場合は機能の差異に注意すること。
当方の検証、導入は以上になります。
他にもアップデートに関するソフトウェアなど幾つか用意されていますが、当方では必要が無い為、導入は見送っております。
他のソフトウェアを選別、インストールする場合は、各々ご自身で検証、導入するようにして下さい。
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