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HP Pavilion dv5200 その2

2015.02.25 05:25

それではレジストリのカスタマイズと不要サービスの無効化のみまでに仕上げましたので、手に入れましたdv5200を見て行きたいと思います。

ファイル 390-1.jpg
FinePix Z5fdにて撮影

この世代のhpのパソコンの壁紙が何を使用しているか分からなかったので、ZEN-designのものから適当に選びました。

では、先ずは外観から。
続き
hp時代に入ってから初のコンシューマーモデルnx7200からG5000が登場。その後継であるdv5000シリーズがリリースされ、初のブランド名となるPavilionが誕生し、デザインが変更されながらもその流れを汲む部分が僅かに残されています。

一枚目の画像を見て分かる通り、分厚いボディ正面にALTECのスピーカーを収め、また広々としたパームレストによる手首への負担の軽減。キーボードベゼル上部に備わるダイレクトボタンと、初代コンシューマーモデル且つhpのデザインを踏襲し、のちのdv6000シリーズに受け継がれた部分も多くあります。

また、nx7200,G5000がコンシューマモデルながらもまずまずのボディ剛性を保っていましたが、その部分も継承されてパソコンを持ち上げた時の撓みも少なくなっています。剛性に関してはのちのdv6000シリーズよりも高いです。

ファイル 390-2.jpg

次に大きさですが、当方がお気に入りのビジネスノートで14インチモデルとなりますnc6400と比べると、さすがに15インチモデルとなる為、横のサイズだけでも2cm強ほど大きくなっています。

正面右側には誇らしげにALTECのロゴがプリントされていますね。

スピーカーグリルはnx7200,G5000と同じく金属のメッシュグリルが採用されておりますが、塗装剥げしやすく剥げると錆が出ますので、傷には十分な注意が必要です。この辺りもnx7200,G5000を継承していますね。

それとこのALTECのスピーカーですが、ハイ上がりな音質は相変わらずでありますが、当方が所有するnx4800改4820と違ってボディの大きさから内部に余裕がある為、キャビネットにチャンバーボックスが設けられて若干音に厚みがあります。この恩恵あってか中域も僅かに素直な音色に。ボーカルのさ行の粗さも若干ではありますが抑えられた音質になっていました。

と言っても、所詮PCのスピーカーであることには変わりありませんから、過剰な期待は禁物であります。

ファイル 390-3.jpg

アクセスランプはG5000からのものを継承。左スピーカーグリル内に設けてあります。(左から電源ランプ、バッテリー充電ランプ、HDD及び光学ドライブ用アクセスランプ)

ファイル 390-4.jpg

向かって右側面にはオーディオ端子にExpressカードスロット、USB端子に光学ドライブ、モデムが備わっています。

USB端子が光学ドライブよりも前方に備わるのは当方的に好印象。有線マウスを使用した際に光学ドライブの開閉時にマウスのケーブルが邪魔にならないのが良いです。

まぁ、ワイヤレスマウスを使えば然程拘る部分ではないのでしょうが、USBメモリーなどを使用することを前提にするならば、やはり手前側に装備されている方が使い勝手は良いと思います。

因みに以前の記事にも掲載しましたが、このdv5200はCPUにCeleron M410(Core Duo T2500 2GHzに換装済み)、無線LAN(Intel 3945ABG装備済み)にBluetoothの未装備、光学ドライブはDVDコンボ、メモリーも最小構成の256MB 2枚装備(1GB 2枚へ換装済み)と、廉価且つ最下位モデルになります。

ファイル 390-5.jpg

背面は冷却ファンの排熱口のみ。これはのちのPavilionシリーズのカタログに記されていますが、すべてのインターフェイスを側面に設けてアクセスしやすくした結果によるものです。

ですから、意図的に設計デザインされたものであり、背面には一切インターフェイスの端子類は備わっておりません。

冷却ファンをクリーニング時のオーバーホールの際に確認したところ、他のモデルよりも大きなファンが備わり、加えて大型の銅製ヒートシンクも備わっていましたから、冷却効果は高いように感じました。

但し、ファンの回転数の温度制御がシビアでして、CPUに負荷が掛かった時点で低回転から低中回転へ移行。次に温度の上昇に合わせて回転数が数段階ずつ上がるようになっています。

最高回転数に達すると予想外に大きな音でしたが、動画のエンコードなど高負荷が掛からない限りは高回転で回ることは殆んどなく、一般的な用途なら回っても中回転どまりです。

また、その回転音は低めの周波数のファンが採用使用されていますから、耳障りと思うほどの音ではありませんでした。(あくまでも個人的見解)

それよりも先に述べたようにCPUに負荷が掛かった時点で低回転から低中回転に切り替わりますので、作業中、CPUの負荷の変動(最初の回転制御はどうやらSpeedStepの動作に同期させている様子)で頻繁に回転数が切り替わる方が耳障りに感じました。

それと左側には駆動用バッテリーが見えていますが、これは前モデルnx7200,G5000、また14インチモデルであったnx4800,nx4820と同じものが採用されています。

ファイル 390-6.jpg

向かって左側面にはディスプレイ端子、テレビS端子、有線LAN、エクスパンションポート、USB端子2個、IEEE1394、PCカードスロット、メディアスロットと豪華装備です。

右側のExpressカードスロットに加えてPCカードスロットが備わるのは非常に珍しいですね。ちょうど過渡期になる為、両スロットが装備されていたのではないかと思います。

ファイル 390-7.jpg

それと以前のコンシューマーモデルと同じくメディアスロットに使用できるメディアの種類が多いのも好印象です。

当方、古いフジ機を好んで集めているのを当サイトの読者様ならご存じかと思いますが、そのカメラ群が使用するスマートメディア、xDピクチャーカードの両メディアが共に対応されているのは、非常にありがたい装備です。

とここで、当方が使用するブログのスクリプトは貼り付けられる画像数の制限がありますので今回はここまで。次回はディスプレイを立ち上げた内面を見て行きたいと思います。

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