dv5200のインストールドライバーの検証を終えたので、当方が導入したドライバー関係を覚書として記述したいと思います。
導入したOSはWindows7 32bit版で真っ新なHDDへのクリーンインストールになります。
先ずはドライバーのダウンロード先
hp Pavilion dv5200 Driver Download site
XP用Vista用とどちらも使用しますので、両方ともhpサイトよりダウンロードしておきます。
注意)
hpのサポート終了によりダウンロードサイトが削除され、現在は純正ドライバーの入手ができなくなっています。
また『DirectX エンドユーザーランタイム』も必要ですので、以下よりダウンロードしておきます。
Microsoft DirectX エンド ユーザー ランタイム Web インストーラ
dv5200の場合はドライバー導入前に下記を参考にWindowsUpdateを実行するようにします。
この理由はマイクロソフト側で推奨しているものでして、OSをクリーンインストールした際はドライバーを充てる前にサービスパックの導入と更新ファイルのインストール、加えてDirectXの更新を行うこととされています。
この推奨は元々XP時代に記されていたものでサービスパックの更新によってドライバー関係も変更・更新されている場合があることへの対応とされていました。
Windows7でもサービスパックがリリースされており、同等の条件となりますことから、OSに関するものは先に導入しておく方が無難だと当方は判断し、先にアップデートするようにしております。
それでは以下からインストールの過程となります。
注意)
WindowsUpdateの際にリスト表示されるドライバー関係(『HP Quick Launch Buttons』や『Synaptics Touchpad』も含む)はすべてチェックを外して絶対にインストールしないようにして下さい。
また、勝手にインストールされてしまうのを避ける為に、コントロールパネルより『WindowsUpdate』を開き、左メニューにある『設定の変更』から『更新プログラムを確認しない』に設定して自動更新を一度切るようにして下さい。
1.WindowsUpdateにて更新ファイルの導入
◆ Windows7 無印ディスクからOSをインストールしてサービスパックが導入されていない場合
先にWindowsUpdateにて手動でサービスパックを導入。
WindowsUpdate内でサービスパックと同時にリスト表示される更新ファイルは、サービスパックを導入する前にインストールを済ませておく。
サービスパックインストール後、更にサービスパックリリース後の更新ファイルをすべて導入する。
◆ Windows7 SP1ディスクを使用してOSをインストールした場合
WindowsUpdateにて手動でサービスパックリリース後にリリースされた更新ファイルをすべて導入する。
2.DirectX差分ファイルの更新
事前にダウンロードしておいた『DirectX エンドユーザーランタイム』を実行してDirectXの差分ファイルを更新する。
3.ドライバーのインストールを始める
◇ INF インテル チップセット ドライバー ユーティリティ
Intelより最終バージョンがリリースされているので、そちらをダウンロードして導入する。
◇ グラフィックドライバー
Intelより最終バージョンがリリースされているので、そちらをダウンロードして導入する。
◇ サウンドドライバー (Connexant製)
OSインストール時にOS標準ドライバーが充たる。OS標準ドライバーは簡易ドライバーなので、hpからリリースされているXP用をインストールする。
最初に『Conexant High Definition Audio Driver』をインストール後、次に『Microsoft Universal Audio Architecture (UAA) Bus Driver for High Definition Audio(sp33443.exe)』をインストールする。
仮に『Microsoft Universal Audio Architecture (UAA) Bus Driver for High Definition Audio(sp32646.exe)』のインストールが蹴られた場合は、『Quick Launch Buttons』インストール後に試してみること。
オーディオドライバーを充てた後、Quick Launch Buttonsにある消音ボタンを使用すると消音中を示すブルーLEDが点灯するようになる。
注意)
PCを暫く無操作状態からクリック音などのWindowsサウンドやQuick Launch Buttonsのボリュームボタンや消音ボタンなどを操作すると、ブチッというノイズが走る。定期的に何かしらの音声が発せられている場合はこの症状は現れない。要は無音状態が続いたあとの最初に発する音声にノイズが乗るようである。この症状の原因を究明していないのでどのような要因で発生するのかは未確認。画面の輝度が下がって省電力モードに入ったあとの操作でノイズが走ることからサウンドチップも省電力モードが働いてチップへの電源供給が切れているのではないかと推測。PCに何かしらの操作をすることで省電力モードから復帰し、サウンドチップへ電源が供給された時にスイッチングノイズが走るのではないかと思われる。
◇ 有線LAN
OSインストール時にOS標準ドライバーが充たるが、WindowsUpdateでWindows7用がリリースされているのでそちらを導入する。
◇ 無線LAN
Intel 3945ABGはIntelでWindows7が正式にサポートされているので、Intelより最終のドライバーをダウンロードして導入する。
ダウンロード先 Intel 3945ABG Driver Download
補足)
3945ABGでドライバーが充たるのは Ver.13.5.0 のみになりますのでそちらをダウンロードして下さい。
◇ Bluetooth
当方のモデルは非搭載機なので未確認。
◇ モデム (Conexant製)
OSインストール時に標準ドライバーが充たる。WindowsUpdateでWindows7用がリリースされているのでそちらを導入する。
◇ TouchPad
Synapticsからリリースされる最新ドライバーソフトウェアをインストールしても構わないが、バージョンによって使い勝手が悪いことがあるので、当方はWindowsUpdateでリリースされるものを導入。この世代の標準的なGUIなので使い勝手に問題は無い。
◇ Card Reader (Texas Instruments Media Card Driver)
hpからリリースされているVista用をインストールする。(sp35309.exe)
◇ HP Quick Launch Buttons
WindowsUpdateでWindows7用がリリースされているのでそちらを導入する。インストールが完了するとデバイスマネージャにあった『不明なデバイス』が消える。
最後に最初の方で行ったWindowsUpdateの自動更新を元に戻します。
補足
WindowsUpdateにてHP Quick Launch Buttonsがリストに表示されない場合の対処方法。
1.hpからリリースされるXP,Vista用を導入
最初にhpからリリースされているXP,Vista用の『sp39425.exe』を実行してインストールを開始する。但し、XP,Vista用である為、Windows7では蹴られてインストールが中断される。
2.解凍されたインストーラーの互換モードを変更する
インストーラーを実行して蹴られても『sp39425.exe』の中身は解凍されているので、コンピューターから C:\SWsetup\sp39425 と辿ってフォルダーを開き、その中にある『Disk1』フォルダーを開く。
『Disk1』フォルダー内にある『setup.exe』を右クリックでプロパティを開き、[互換性]タブにある『互換モード』で[互換モードでこのプログラムを実行する]にチェックを入れてプルダウンメニューから[Windows Vista]を選ぶ。
[適用][OK]でプロパティを閉じ、その『setup.exe』を実行してインストールを開始する。
3.HP Quick Launch Buttonsを開始させる
インストールが終了するとシステムとの互換性の問題からこのプログラムを開始するかどうかダイアログが起ち上がるので『プログラムを開始する』をクリックしてプログラムを起動させる。
4.WindowsUpdateにてアップデート
HP Quick Launch ButtonsがPCにインストールされたことでWindowsUpdateでインストールされていることが認識されるので、Windows7用のHP Quick Launch Buttonsがリスト表示されるようになる。
表示されたリストにチェックを入れてアップデートを開始する。
以上でWindows7用のHP Quick Launch Buttonsがインストールされ、正常に動作するようになります。
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