設置が完了致しましたので、その概要をお伝えしようと思います。
設置はこんな感じ。
4台を積み重ねて設置する予定でしたが、ギリギリ横2台に並べることができましたので横2列縦2段で設置しました。 Rec-POTの開口部が天板のみですから縦に4台積み重ねるよりもこちらの方が放熱の問題などでは有利なのではないかと思います。
次に接続系統。全てD-VHSモードでの接続になります。 J:COMのレコーダーはパナ製でD-VHSモードのみ備わりますのでD-VHSとして認識されています。
主機種 | |
---|---|
KD-32HR500 | |
| | |
機器名 | 機器識別 |
HVR-HD250M | D-VHS1 |
| | |
HVR-HD200R | D-VHS2 |
| | |
HVR-HD250R | D-VHS3 |
| | |
HVR-HD250R | D-VHS4 |
| | |
J:COM HDD Recorder | D-VHS5 |
最初、直列4台で接続した最後にJ:COMのHDDレコーダーを繋いだのですが、HDDレコーダーからiLINK接続を確認すると『接続機器が多すぎます』と警告が出て認識が不可能。KD-32HR500では上記の接続で問題無く全て認識されて確認できているのにHDDレコーダーではダメでした。よって直列での接続及びこの台数ではHDDレコーダーで録画した番組をRec-POTへムーブができないことが判明。接続方法を見直さなければならなくなりました。
これだから当方はパナ製品が大嫌いなんですよ。
見えないところで機能を省いてコスト削減。使い込んでくると今回のような部分がどんな商品にも必ず出てくるんで絶対好きになれないメーカーです。他のメーカーで当たり前に装備される機能が無かったり制限されたりと、ほんとイライラさせられます。以前、ファックスを購入する時にもカタログで機能を比較した際に同じことがありましたから、当方は好んでパナを買うことはないです。
HDDレコーダーの説明書を読むとiLINKをTSモードにした時に認識できる機器はなんと1台だけ。録画保存に使うRec-POTはHVR-HD250Rで主となるKD-32HR500を中心に並列に繋ごうと下表のように考えましたが、こちらも却下となりました。
主機種 | ||||
---|---|---|---|---|
KD-32HR500 | ||||
| | | | |||
機器名 | 機器識別 | 機器名 | 機器識別 | |
HVR-HD250M | D-VHS1 | HVR-HD250R | D-VHS3 | |
| | | | |||
HVR-HD200R | D-VHS2 | HVR-HD250R | D-VHS4 | |
| | ||||
J:COM HDD Recorder | D-VHS5 |
こんな感じに繋いでHDDレコーダーからムーブさせる時はテレビ裏で接続されるリンクケーブル(赤色)を抜いてRec-POTの台数を減らして認識させれば大丈夫かと思った目論みも失敗。保存用にHVR-HD250Rの2台を使用しているからダメです。
この繋ぎ方ならば録画用のHVR-HD250MとHVR-HD200Rから、またHDDレコーダーから保存用のHVR-HD250Rへムーブができ、僅かな手間で対応できると思ったのですが無理でした。
主機種 | ――― | 機器名 | 機器識別 | |
---|---|---|---|---|
KD-32HR500 | ― | J:COM HDD Recorder | D-VHS5 | |
| | ||||
機器名 | 機器識別 | |||
HVR-HD250M | D-VHS1 | |||
| | ||||
HVR-HD200R | D-VHS2 | |||
| | ||||
HVR-HD250R | D-VHS3 | |||
| | ||||
HVR-HD250R | D-VHS4 |
最終的には上表のように繋ぎ、HDDレコーダーからムーブする時は面倒臭いですが、HVR-HD200R以下のメイン電源を落として接続機器を減らすかたちにしました。(メインスイッチが背面にあるのでやり難さも加わります)
この繋ぎ方ですと電源を落とした状態ではHDDレコーダーからはHVR-HD200R以下は認識されなくなり、 HVR-HD250Mへムーブできるようになります。HDDレコーダーからムーブしたい番組をHVR-HD250Mへ一度ムーブし、あとから保存用HVR-HD250R 2台へ振り分けムーブするようにしました。
少々手間が掛かりますが、現状構成での最善策はこのようなかたちとなります。
J:COMから借用するパナのHDDレコーダーのiLINKが複数台認識できればこんな手間にはならないんですけどね。流石パナクオリティです。
Rec-POTは元々パナの開発商品なんですけどねぇ…
自分とこの製品がこんなんじゃ使い難いと思うんですが…
さて、Rec-POTネタの最後になりますが、先ず動作の方は使用していたHVR-HD250Mに消去してもよい番組が残っていましたので、そちらを使用して新しく手に入れた方のHVR-HD250Rへ番組をテストムーブしてみました。また、同時に手に入れたHVR-HD200Rの予約録画のテストと、同じくムーブテストを行いましたが、どちらも問題無く番組が移動され正常に稼働致しました。
今回、新たに購入したビクターの安価なリンクケーブルとの相性も大丈夫なようですね。まぁ、ビクターのケーブルは安価なものでもオーディオテクニカのOEMで、ものは悪いもの(良いとも言えませんが…)ではないですから相性は出難いと思います。
それと物理的な故障を考えると保存という意味ではRec-POTはベストではないでしょうが、BDやDVDに残しても結局は観ないで部屋の肥やしになってしまうでしょうし、実際テープメディアがそうでしたから、当方としてはHDDで一定期間残して観なくなったら削除というのが現実的な感じがします。
そうそう、地上波番組の録画をRec-POTに任せてしまえば、J:COMのHDDレコーダーでCSの海外ドラマを今以上に録り放題となるんで意外に便利だったりします。
ということで、暫くはこれで番組録画が楽しめそうですね。
関連記事