前回の続き。
nc6400に対しては以前購入した個体に純正HDDが載せられており、それにはXPのリカバリー領域が残っていましたのでHDDごと大事に保管してあります。
このHDDに入れられているリカバリーは前オーナー様がリカバリーディスクの作成を行っていなかったようで、PCに載せて起動させるとディスク作成のダイアログが表示されます。
このHDDはまだまだ調子の良いものですが、何れは劣化なり物理的な故障もありえますから作成しておいた方が良いでしょうね。
今回のジャンク品にはマウンターと取り付けネジが同封されておりました。
いつものジャンクPC屋からの購入で不具合品を掴まされることが多いのですが、この辺りはしっかりとしたショップのようで毎回付属品関係はきちんと同封されております。
そのままHDDを取り付けて、いざ起動であります。
前回のメモテスで不具合無く稼働しましたから、勿論OSの起ち上がりも何ら問題無く正常に起動致しました。
で、この画像を見て気付いた方も居られると思いますが…
そうです、今回、当方がお目当てであったWXGA+のパネルが装備されています。
『画面のプロパティ』を見てみますと解像度が1440x900とWXGA+だということが確認できました。
前回お話した通り、友人への譲渡によりWXGA+のパネルのスペアが無くなってしまっていましたから、これで保守パーツを手にしたことと相成ったわけです。
「液晶パネルが壊れたら対処できないなぁ」と頭の中をいつも過ぎっていましたから、保守パーツが手に入れられ、これで漸くひと安心です。
加えてATIの載ったシステムボードに1GBのメモリー、スーパーマルチの光学ドライブや無線LANなどなど、諸々のパーツが使用可能ですから今後のnc6400の延命策は安泰であります。
そうそう、Core2 Duo 2.0GHzのCPUのスペアもありますから、載せ替えればそのまんまもう一台作れちゃいますね。
しかし正常稼働品が2,100円とは、お気に入りのnc6400も本当に安くなってしまったものです。まぁ、手頃なジャンク機という意味では、当方としては嬉しいことでありますが。
それでは最後に今回のnc6400の状態を簡単に見てみます。
リユース品だったようで天板にはラベルを剥がした跡がありました。
しかしこのショップは毎度のことながらラベルの剥がし方が下手ですね。剥がした時に擦って付いた線傷が無数にあります。
これ、当方お得意の『よごれ一発』で地道に擦ると綺麗に糊痕を消せるんですけどね。ただ、剥がしてから一度乾燥させてしまうと、もう『よごれ一発』でも綺麗に消すことはできなくなってしまいます。
次に少し深めの引っ掻き傷が2箇所ほどありました。まぁ、でもリース品にしては状態は良い方だと思います。
当方が気になるのはやはりディスプレイを立ち上げた内面部分になります。こちらの状態が酷いと使う気が失せますからね。
今回のnc6400のキーボードは最初に確認した時に手垢だらけで触る気がまったくしませんでした。主要キーには茶色い手垢がこびり付いていましたし、キートップ全体がなんかカビっぽく緑がかっていて、もうほんと汚いの一言でしたよ。
このような汚れにはやはり『よごれ一発』が一番。画像の通りで見事綺麗によみがえっております。
キートップの状態はまずまずで主要キーに僅かなテカリがある程度です。これなら十分使用するに耐えうる状態です。
汚かったキーボードとは反対にトラックポイントとタッチパッドの状態は非常に良かったです。
クリックボタンのラバーの劣化が殆んど無く、前オーナー様はどうやらこれらを使用せずにマウスを使用していたようです。ここまで綺麗ですと非常に気分が良いです。
最後に光学ドライブはスーパーマルチが搭載され、当方が焼いた『Ultimate Boot CD』を収めたCD-RWもすんなりと読み込んで快調でした。
お目当てだったディスプレイも輝度ムラ無くバックライトの輝度もまだ十分に明るくスペアとしては十分な状態。何度も申し上げますがこれで2,100円の購入はおいしい買い物でありました。
WXGA+のディスプレイは手に入り難いですから、漸く肩の荷が下りたって感じですね。
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