フジ機600万画素シリーズ最後はA610になります。
ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/article/ffnr0082.html
カメラ詳細
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/article/ffnr0082b.html
このカメラはA900,A800の末っ子にあたるモデルで、外観はふたつの兄弟と殆んど同じであります。よって兄貴達と並んでAシリーズ最後のハニカムCCD搭載機であり、基本的な仕様もほぼ同等となりますから、xDピクチャーカードに加えてSDカードも使用できます。
SDカードが使えるモデルですからオークションでは古い機種ながらも意外な値で取り引きされることが多々あります。
使用されるパネルは前世代にあたる630万画素のパネルを搭載し、コストを下げた廉価モデルであります。また、このパネルの大きさと画素数からZ5fdと同一のパネルではないかと思われます。
Z5fdはボディ内蔵屈曲レンズながらも、なかなか良好な画質を得られていましたから、レンズの優位性からこのA610の写りは期待できるのではないかと思います。
FinePix Z5fdにて撮影 MassiGraにて明るさ調整済
今回の落札価格は1,106円也。入札価格を当方は1,110円で入れてましたんで、ギリギリ希望価格で落とすことができました。
内容物
・カメラ本体 ・専用ストラップ ・専用USBケーブル ・専用A/Vケーブル
・取扱説明書 一式
保証書以外は全て揃っておりました。
それでは簡単にご紹介。
このカメラ、なんと殆んど使用されていない極上商品でありました。全く使用感が無くケーブル類は未使用であり、ストラップや取説は未開封であります。
動作確認用のフジの単三電池も付属していましたが、こちらは空っ欠状態で起動すらできないものでしたので直ぐに捨てました。そのまま放置して液漏れなんかされたら大変なことになってしまいますからね。
画像でも確認できますが全くの無傷状態です。
元々上位機種A900の下位モデルにA800があり、更にその下となるこのカメラの販売台数は少なく、ある意味希少なモデルですから、ここまで程度の良い状態のものを探し出すのはなかなか難しいのではないかと思います。
側面を見るとその綺麗さがはっきりと分かると思います。何せメッキ部分に磨き傷すら無い状態なのですからね。
そうそう側面は他のAシリーズ同様、インターフェイス群が並びます。当然ながらフジ機の中では最下位モデルであるAシリーズには端子カバーは設けられておらず、このA610にもカバー類は一切ありません。
反対側のメッキ部分にも全く傷が無く殆んど新品状態。これはもうコレクションレベルだと思います。
当然ながら背面も使用感ゼロです。
末っ子モデルですから操作系は大分簡略化されていますね。
シャッターボタンもズームレバーも操作はスムーズです。殆んど使用されていないのですから当然ですね。しかし、相変わらず電源ボタンは小さく窪みの中にあるので扱い難いです。
底面もこの通り無傷です。しかし、ここまで綺麗だと触りたくなくなりますね。
以前購入したZ5fdのローズレッドがやはり使用感の殆んど無い綺麗な状態のものでしたが、あまりにも綺麗過ぎて触るのが嫌で手元用にシルバーボディを改めて購入してしまったぐらいですから、綺麗過ぎるというのも考えものだと思います。
A610はA900,A800の末っ子。ですから、操作系はモードダイヤルが省かれてしまっていて基本的なボタンしか残されておりません。全てメニュー画面から設定するようになっています。
この手のカメラを使用するユーザーは、フルオートのままで使用するのが殆んどでしょうから、思い切って操作系を簡素にしたのは評価できる点だと思います。
但し、フジ機全般に言えることなのですが、露出補正はMモードだけではなくどのモードでも使用可能にして、尚且つ操作部に独立したダイレクトボタンを設けて欲しいものです。