以前紹介した『よごれ一発』を使ってカメラ全体を拭き上げて行きます。
レンズなどもクリーニングできるので大変便利です。
それとクリーニングする時は必ず楊枝を数本用意します。これは先端に『よごれ一発』を絡めながら、隅や狭いところも細かく掃除して行くために使います。
で、クリーニングが終了した状態です。
元がそんなに汚れていたわけではないので汚れていた最初の画像と比べても差が分かり難いと思いますが、照明の光があたる輝きが違うのがはっきりと確認できると思います。
では、もう一度ぐるりと筐体を見て行きます。
クリーニング後はグリップ部とアイカップのラバーの艶が明らかに違うと思います。単に何もせずに長期間保管をしていたため、白く粉が吹いていただけのようです。擦れやヤレも無く状態は良かったです。
ディスプレイ表面も非常に綺麗な状態で、各ボタンの文字消えなども無く使用感が殆どありません。
アイカップもひび割れ無く状態は良いです。白い粉吹きも綺麗に落とせました。
ストラップの取付金具は劣化してくると塗装が剥げてくるとのことですが、画像からわかるように綺麗な状態を保っています。
サイドのボタン類も使用感無く、プリントされた文字も綺麗に残っています。
USB端子や電源端子の収まるアクセス端子の蓋に僅かながら打痕による擦れがありましたが、殆ど目立たないレベルです。
上部の操作ボタンやモードダイヤル、プリセットダイヤルと殆ど使用感無く綺麗です。
起動させて液晶の状態をみましたが、ドット欠け無くこちらも状態が良いです。
クリーニングを施して再度全体を見渡した感想ですが、ファインダーやレンズの中などに埃の混入が無く、操作スイッチにも使用感が無いことから殆ど使用していなかったのではないかと思われます。
実際、使用していたならば大事に使っていたとしてもテーブルの上などに置いた時に底面などに僅かながら傷が付いてゆくものですが、この4900Zにはそのような傷は殆どありませんでした。底部に貼り付けてあるシリアルナンバーのラベルも擦れ無く綺麗な状態でちゃんと読み取れます。
というわけで、どうやら今回の落札商品は使用感の少ないかなりの美品レベルのようです。
発売が12年前と古いモデルですが、動く固体が少ない中、775円でこれだけ状態の良い商品が手に入れられたのは、非常にラッキーだったような気がします。
久々に4900Zを手にした第一印象は『軽い』のひとこと。マグネシウム合金の削り出しで作られたボディは剛性感高く軽量。当時の高級機であっただけ流石に作りはしっかりしています。また、大きさは同じレンズを使うS602と同等ですが、専用電池を使う4900Zの方がグリップ部が小さくコンパクトです。
フォーカススピードが非常に遅く(これは当時も話題になった)、最近のカメラにある手振補正や顔認識、高感度撮影やらなんやらと当然ながら最新の機能は全くありませんが、写真を撮るという基本はしっかりしているので撮影用途を絞って割り切って使えば今でも十分使えるカメラだと思います。
当時、当方が初めて買ったデジカメで思い入れのあるカメラですから大事にして行こうと思います。
さて、次回はF710の予定… ですが、カメラ本体の撮影をまだしていないのでいつアップするかは未定です。