それでは次に外観を見てみます。
残念ながら天板には打痕がありました。光に翳しして判る程度ですから特に気になる部分ではないと思います。
向かって左側面はDCジャックにモデム端子、USB端子に光学ドライブになります。P/Nナンバーから検索するとデュアルレイヤー対応となっていましたが、実際のドライブには+DLの表記はありませんでした。これってDLに対応してるんですかね? 時間がある時にでもドライブの型番から調べてみます。
追記)
光学ドライブの型番は Matsushita UJ-842S で HWINFO32 で
このドライブの詳細を表示させると一覧にDLの表記がありました。
DELLのD420と同等の大きさにもかかわらず光学ドライブを搭載したのは立派。しかも重さはプラス110グラムとこれも立派だと思います。下位モデルで1スピンドル仕様も存在しており、ダミースロットに交換した場合は更に軽量となりますから、実質、D420よりも軽いのではないかと思います。
向かって右側面はPCカードスロットにIEEE1394、オーディオ端子、USB端子ディスプレイ端子に加え、ドッキングベイ用の端子が備わります。
当方が所有する同世代のnw9440にはIEEE1394が装備され、同じ世代のA4ワイドノートnc6400には省かれていましたが、小さなB5ワイドノートのnc2400に装備されているのはちょっと疑問ですね。スペース的な余裕はnc6400の方があるわけですから省かれた意味がよく分かりません。まぁ、当方は使わないのでどうでもよいことですが。
背面はLAN端子のみ。小型なnc2400ですから背面の殆どはバッテリーが占有しています。
底面の状態は目立つ大きな傷なく状態は良いです。メモリーは結構発熱するので排熱用のスリットが備わっています。nx4300はマグネシウムでできたカバーでしたが、nc2400は軽量化の為にプラスティックで整形されているので、熱伝導による冷却ができないことからスリットを設けたのだと思います。
CPUファンは小型で静穏性の高いものを使用。負荷を掛けてフル回転させたことがないので分かりませんが、通常使用で煩いと感じたことはないです。
HDDカバーに記される3DプロテクションはHPのお家芸ですね。ラバータイプのHDキャディで収めてあるだけの簡易的なドライブマウンターですが、これで本当にプロテクションが働くのか少々不安に思えてしまいます。物理的にHDD自体を守るのではなく、重力加速度をGセンサーが感知するとHDDヘッドを瞬時に退避させる機能ですから見た目は関係ないんですけどね。
この世代のメンテナンスガイドを見るとサービスタグの詳細が省かれてしまって
ナンバーからパソコンの詳細を知るのが困難になってしまいました。
当方が手に入れたnc2400のサービスタグを読み取ると、
- 最初の大文字CはCompaqかコンピューターのCですかね?
- nc2400はそのままモデル名
- FFUは分からずで
- U2500はそのまま搭載されるCPUの型番で Core Duo 1.2GHz の意味
- W2はワイド12inchディスプレイの意味で
- 60はHDD容量60GB
- XGは多分XGAの略で前途のW2のワイドと兼ねて 1280x800 を意味
- 51は512MBのメモリー量を指して
- Peは分からず
といったところだと思います。
それとオークションフォームの画像でこのラベルを全て伏せている出品者がいますが、これは全く意味がないです。シリアルナンバーからユーザーを偽装してHPのサポートを受けるというのはあるかもしれませんが、P/Nナンバーとサービスタグに関してはPCのモデルとその仕様を表すものなので隠す必要はありません。
逆に言うとこれらが伏せられているとなると実際に写真に撮られている商品と手元に届いた商品とが違って出品者が詐欺まがいなことをする可能性がありますから、入札落札の際には出品者に『パソコンの詳細(仕様)を調べたいのでP/Nナンバーとサービスタグナンバーを教えて下さい。』と問い合わせた方が良いです。
適当な理由を付けて教えてもらえなかったり無視された場合は、やましいことを考えていることも有り得ますので注意が必要だと思います。
あとはただの無知だったりもしますが。
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