このセクションでは、次のトピックについて説明します。
| 
       注: この章は、対象読者として、イントラネット環境に配置された複数の PC に、ユーザによる操作なしで Java Plug-in を配備するシステム管理者を想定しています。  | 
  
.iss ファイル) です。 応答ファイルには、通常のセットアップでエンドユーザがダイアログボックスに入力する情報に類似した情報が含まれます。 InstallShield は、サイレントインストールの実行時に、応答ファイルから必要な入力を読み取ります。
応答ファイルの形式は .ini ファイルの形式と似ていますが、拡張子は .iss です。 応答ファイルは、データエントリを含むセクションで構成された、プレーンテキストファイルです。
InstallShield インストールで -s パラメータを指定すると、サイレントインストールが実行されます。Java 2 Platform SDK および Runtime Environment インストールは、インタラクティブモードまたはサイレントモードで実行可能です。
.iss) の作成方法応答ファイルの作成方法の例を、次に示します。
j2re1_4_0-win.exe インストールバンドルをダウンロードします。
    
-a -r -f1<path><filename.iss>」を追加して JRE インストールバンドルを実行します。path は filename.iss へのパスを表し、filename.iss は setup.iss ファイルに使用する名前を表します。 例を示します。
    
 j2re1_4_0-win.exe -a -r -f1C:¥setup.iss  -f1 と <path><filename.iss> の間にはスペースを入れないように注意してください。
    
setup.iss ファイルに記録されます。 この応答ファイルを使用して、サイレントインストールを後で実行できます。
次に、応答ファイルの例を示します。
[InstallShield Silent]
Version=v5.00.000
File=Response File
[DlgOrder]
Dlg0=SdLicense-0
Count=2
Dlg1=SdAskDestPath-0
[SdLicense-0]
Result=1
[SdAskDestPath-0]
szDir=C:¥Program Files¥Java Plug-in 1.4
Result=1
[Application]
Name=Java Plug-in
Version=1.4
Company=JavaSoft
応答ファイルの作成が完了したら、InstallShield Silent を使用して、サイレントモードでインストールを実行できます。 サイレントモードでインストールを実行する場合、メッセージは表示されません。 その代わり、インストール情報 (インストールが成功したかどうかの情報も含む) を記録するログファイルの作成要求が行えます。 ログファイルを表示して、インストールの結果を確認できます。
InstallShield Silent を起動するには、フラグ「-s -a -s -f1<path><filename.iss>」を付けて j2re1_4_0-win.exe インストールバンドルを実行します。path は filename.iss へのパスを表し、filename.iss は setup.iss ファイルの名前を表します。
-f1 と <path><filename.iss> の間にはスペースを入れないように注意してください。
 この操作を MS-DOS シェルから実行する場合、「start /w」コマンドを使用すると便利です。このコマンドにより、インストールが完了するまで MS-DOS が待機状態になります。 例を示します。
 start /w j2re1_4_0-win.exe -s -a -s -f1C:¥setup.iss
インストール情報を記録したログファイルを作成するには、フラグ「-f2<path><filename.log>」を追加します。 これにより、ログが filename.log ファイルに記録されます。 例を示します。
 start /w j2re1_4_0-win.exe -s -a -s -f1C:¥setup.iss -f2C:¥setup.log
-f2 と <path><filename.log> の間にはスペースを入れないように注意してください。
サイレントインストールが成功したかどうかを確認するには、setup.log の [ResponseResult] セクションにある ResultCode 値を確認します。 InstallShield により、ResultCode の後に適切な戻り値が記述されています。