起動時間
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以下は変更点の一部で、起動時間の短縮、および JavaTM 2 SDK および Java 2 Runtime Environment が使用するメモリ量の削減に役立っています。
- Swing クラスのロード - バージョン 1.3 では、一部の Swing クラスのロードは、実行環境で実際に必要になるまで遅延されます。 バージョン 1.2 では、Swing クラスは、すぐに必要かどうかにかかわりなく起動時にロードされていました。 この変更により、起動時間が短縮されます。
- JAR ファイルのメモリ使用の削減 - メモリにおいて JAR ファイルのインデックスを作成する方法を改善し、JAR ファイルのロードに必要なメモリ使用を大幅に削減しました。 たとえば、rt.jar のクラスライブラリのロードは、バージョン 1.2 では約 420K バイトのメモリを使用しましたが、バージョン 1.3 では約 100K バイトしか必要ありません。
- JTable - バージョン 1.3 では、JTable による国際日付と数値フォーマットコードのロードは、実行環境で国際化コードが必要になるまで遅延されます。 バージョン 1.2 では、クラス JTable は、すぐに必要ない場合でも起動時に国際化コードをロードしていました。 この変更により、起動時間が短縮されます。
- DLL サイズの削減 - バージョン 1.3 では、実行速度を低下させることなく、DLL ライブラリのサイズがメモリサイズで約 280K バイト、ダウンロードサイズで約 250K バイト削減されました。
- ほとんど使用されない DLL に対する依存の排除 - バージョン 1.3 では、ダイアログボックスおよびドラッグ&ドロップ機能を処理する DLL は、実際に必要な場合にのみロードされます。 バージョン 1.2 では、これらのライブラリの一部は、実際に使われるかどうかにかかわらず起動時にロードされていました。 この変更により、起動時間が短縮されます。
- 文字列に関連付けられたメモリサイズの削減 - SDK のバージョン 1.3 では、java.lang.String は、比較的小さい java.io.ObjectStreamField クラスをロードして直列化要求を処理するように変更されました。 1.2 では、String は、はるかに大きい java.io.ObjectStreamClass をロードして処理していました。
- クライアント仮想マシンが使用する内部 VM データ構造のサイズの削減
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