java.lang* パッケージと java.util.* パッケージ |
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java.lang パッケージでは、JavaTM プログラミング言語の設計の基礎となるクラスが提供されています。 java.lang.refs には参照オブジェクトクラスが含まれ、java.lang.reflect パッケージにはクラスに関するリフレクト情報を取得する API が含まれます。java.util.* パッケージでは、イベントモデル、Collections Framework、および日付と時間機能がサポートされています。 また、さまざまなユーティリティクラスを使うことができます。 java.util.zip では ZIP ファイル形式がサポートされ、java.util.jar パッケージでは Java Archive (JAR) ファイル形式がサポートされます。java.util.prefs パッケージには、Preferences API が実装されています。
Java 2 SDK v1.4 では、java.lang.* および java.util.* パッケージの機能に対して、次の重要な拡張が適用されました。バージョン 1.3 の Java 2 SDK では、java.lang パッケージと java.util.* パッケージに対してさまざまな拡張が行われています。 詳細については、「Java 2 SDK v1.3 の java.lang および java.util.* の機能拡張」を参照してください。
- アサーション機能 - アサーションは、プログラマがコンピュータプログラムの特定の状態を検証するための boolean 式です。 たとえば、リストをソートした後に、プログラマはそのリストが昇順であることを表明します。 実行時にアサーションを評価して妥当性を確認する方法は、コードの品質を向上させるもっとも強力な方法の 1 つで、プログラムの動作に関するプログラマの誤解をただちに検出することができます。
- Preferences API - java.util.prefs パッケージが実装する Preferences API を使用すれば、ユーザおよびシステムの設定および構成データを、アプリケーションから格納および取得することができます。 このデータは、実装ごとに異なるバッキングストアに持続的に保存されます。 Preferences API は、java.util.Properties クラスの使用頻度の高いプロパティを置き換える目的で設計されており、軽量さを維持しながら、さまざまな点を訂正しています。
- Logging API - Java Logging API は、顧客ソフトウェアのサービスおよび保守を支援する API で、エンドユーザ、システム管理者、フィールドサービスエンジニア、およびソフトウェア開発チームが分析に使用するログレポートを作成します。 Logging API では、アプリケーションまたはプラットフォームで発生したセキュリティの失敗、構成エラー、パフォーマンスの障害、バグなどの情報を取り込みます。 主要パッケージでは、プレーンテキストまたは XML 形式のログレコードをメモリ、出力ストリーム、コンソール、ファイル、およびソケットに配信します。 Logging API には、ホストオペレーティングシステム上の既存のログサービスと対話する機能があります。
- 正規表現 - 新規パッケージのjava.util.regex には、正規表現で指定されたパターンと文字シーケンスを照合するためのクラスが含まれています。
- 例外チェーン機能 - ある例外が他の例外を引き起こした事実を記録し、原因となった例外にアクセスし、標準スタックのバックトレースの一部として「原因のチェーン」全体にアクセスするための共通 API を提供する新しい機能です。これによって、作成者が追加作業を行わなくても既存のプログラムがこの情報を提供できるようになります。
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